渋谷美鈴作品展「Eclipse ― 美はどこに宿るのか ―」を開催【Art Gallery M84】

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Art Gallery M84は、2025年11月3日(月)より渋谷美鈴作品展「Eclipse ― 美はどこに宿るのか ―」を開催する。今回の作品展は、Art Gallery M84 の第 158 回目の展示として開催される個展。「Eclipse ― 美はどこに宿るのか ―」は、単なる写実ではなく、「女性の美に対する理想や憧れ」、そしてその中に潜む狂気や哀しみまでも写し出し、あわせ鏡を覗くような恐ろしさと同時に共感を呼び起こす作品展となる。入場は、成人限定となる。

■無意識に現れる動きや眼差しを写す
渋谷は、美醜の価値観、その先にあるものを写し撮ろうとしています。かつて彼女は顔の造形に強くこだわっていましたが、次第に顔だけではなく「身体そのものの美しさ」や「内面に宿る神聖さ」に惹かれるようになり、女性の身体を彫刻的にとらえて神性や精神性を表現することへ意識が向かうようになりました。

シリーズ「goddess」では、ギリシャ神話に登場する女神や日本の神道における巫女をモチーフとした作品が多く見られます。撮影にあたっては、被写体となる女性にあらかじめ物語を伝え、その世界に身を委ねてもらうことで、無意識に現れる動きや眼差しを写し、彼女たち自身も気づかない深層の表情をすくいとっています。

※11月3日(月)17:00〜18:00 写真家 渋谷美鈴氏による「Eclipse ― 美はどこに宿るのか ―」をテーマに、ギャラリートークを予定。その後オープニングパーティーを開催します。(ギャラリートーク及びオープニングパーティーの参加費は、500円と致します。)
Art Gallery M84オーナー 橋本 正則

【作家からの一言】
私が女性を「美しく」撮りたい気持ちの根底には、日本画家・上村松園の言葉があります。
「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香り高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである。」上村松園「棲霞軒雑記」「青眉抄」より

この言葉に私は深く共鳴し、単なる写実ではなく、「女性の美に対する理想やあこがれ」を表現したいと強く思うようになりました。その過程で、女性の姿に潜む狂気や哀しみをも写し撮り、あわせ鏡を覗くような恐ろしさと同時に共感を誘う作品を目指してきました。今回の展示は、長年向きあってきた「美とは何か」という問いと「内面に宿る輝き」を写す試みとなります。ご来場の皆さまには、私の美についての思索をご覧いただければ幸いです。

【渋谷美鈴(Misuzu Shibuya)氏の略歴】
1988年 兵庫県出身。
デザインを学んだ後、写真作品を作りたくなり、技術を学ぶため広告会社のスタジオアシスタントとなる。アシスタント業務をしながら作品を制作、また商業カメラマンとして独立した後も作品制作に取り組み続け今に至る。

【受賞歴】
2021 年 One Eyeland worldʼs Top10「ファインアート・ヌード部門」銅賞受賞
2021 年 PX3(パリ写真賞)「広告ビューティー部門」銀賞受賞
2022 年 PX3(パリ写真賞)「広告ビューティー部門」銅賞受賞
2022 年 TIFA(東京国際写真賞)「広告ビューティー部門」銀賞受賞
2025 年 PX3(パリ写真賞)「広告ビューティー部門」銅賞受賞

【個展歴】
2020 年 10 月「MIRROR」Gallery Nadar(東京・南青山)
2021 年 04 月「Quiet」Art Gallery MAG(大阪・南森町)
2021 年 11 月「Dark side of the Moon」写真企画室ほとり Gallery(東京・浅草橋)
2024 年 03 月「goddess」大阪府立江之子島文化芸術創造センター(大阪・阿波座)

【グループ展歴】
2018 年 10 月「Anna Uchiyama」New Jorg Gallery(Kalmthout・Belgium)
2018 年 11 月「Anna Uchiyama」Galerie Rachel Hardouin(Paris・France)