ClariS 左からアンナ、クララ、エリー

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新メンバーにエリーとアンナを迎え、第3章をスタートさせたClariSが、3人になって初のシングル『Umitsuki』をリリース。インタビュー後半では、TVアニメ『彼女、お借りします』のヒロインになぞらえて3人のキャラクターを分析。さらに、カップリング曲についてや今後の展望など語ってもらった。

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■アンナ=瑠夏、エリー=みに、クララ=千鶴+麻美+墨!?

――「Umitsuki」でのふたりの歌声はどんな印象でしたか?

クララ:3人としての初のオリジナル楽曲「Trigger」(未発売)があるのですが、すごく激しくてかっこいい曲で、そこではエリーちゃんは、芯があって強い、説得力のある歌声を聴かせてくれるんです。でも「Umitsuki」では、ウィスパーで聴き方によってはハスキーにも聴こえて、そういう空気成分を多く含んだ歌声を聴かせてくれます。優しくも強くも、両方がしっかり表現できるところがエリーちゃんの魅力です。「Umitsuki」のサビではとても力強く、エリーちゃんが歌っているオチサビでは、歌詞の通りまさしく夜の海で希う姿が目に浮かんで、そういうギャップがある1曲のなかでもアンナちゃんは真っ直ぐな歌声で表現してくれています。何事にも前向きに全力で臨むというアンナちゃん本来の真っ直ぐな性格が、そのまま歌にも表れています。3人のなかでいちばん年下だけど、年下らしい明るくハジけるような元気さだけじゃなく、私とエリーちゃんの歌をそっと支えてくれるような、頼もしさをすごく感じます。思いを届けるんだという真っ直ぐな思いが、彼女が歌うパートではパーンと広がって、とても素敵です。

――そんなふたりに囲まれて、クララさんの歌に変化はありましたか?

クララ:いい意味でふたりの歌い方が、今までいっしょに歌ったことのなかったタイプだったので、既存曲「カラフル」や「ALIVE」のセルフカバーもそうですけど、「今のエリーちゃんの歌い方も良かった」などと感化されて、私もふたりに合わせて、歌い方を普段と変えたりしています。バラードや柔らかい曲のほうが得意だったけど、アンナちゃんの強いけど柔らかい雰囲気の歌声を聴いて、とても刺激を受けていて。軸は前と変わっていないのですが、そこに少し遊びを入れられるようになった感覚ですね。

――そんな「Umitsuki」が流れている、TVアニメ『彼女、お借りします』第4期オープニング映像は、おとぎ話みたいになっていてすごくかわいいですね。

クララ:想像していたオープニング映像と違っていて驚きました。物語の舞台が福島県「スパリゾートハワイアンズ」だったり、楽曲が「Umitsuki」だから、海とか夏っぽいイメージだろうと想像していたんですけど。

エリー:ファンタジーな感じで、全員のビジュアルもかわいくて!

――『かのかり』にはいろんなタイプのヒロインが出てきます。水原千鶴は王道ツンデレ、七海麻美ちゃんは小悪魔、桜沢墨ちゃんはモジモジ、更科瑠夏ちゃんは一途でグイグイ、そして八重森みにちゃんはお節介みたいな。それぞれどのタイプですか?

クララ:アンナちゃんは、瑠夏ちゃん一択です!

エリー:わかる!

クララ:いちばん年下で、しっかりした面もあるけど自由奔放。

エリー:ガッツがあって真っ直ぐな、かわいい妹という感じ。

アンナ:エリーちゃんは、みにちゃんの部分があります。私が困っていると「これを使って」って、スッと手を差し伸べてくれるんです。お節介ではなく、世話を焼いてくれるというか。そういう部分は、みにちゃんかなと。

エリー:ついお菓子をあげちゃうんです。飴ちゃんとか、グミとか(笑)。

クララ:そこまで気にしていないと見せかけて、実はすごく見てくれているタイプだよね。

エリー:クララちゃんは、やっぱり千鶴タイプじゃない?

アンナ:でも墨ちゃんの面もある。

エリー:わかる! さらに言えば、麻美ちゃんの部分もある。

クララ:え〜! 私、大丈夫?

アンナ:麻美ちゃんのちょっと意地悪な面ではなくて、愛嬌というか。

エリー:優しいところは千鶴ちゃん、モジモジするところは墨ちゃん。

アンナ:私たちがクララちゃんのことをいつも褒めるんです。それは本心からすごいと思うから、素直に言葉にして伝えるんですけど、「恥ずかしい」って言いながら、顔を赤くしてモジモジするんです。

クララ:すでに恥ずかしいです(笑)。

エリー:「かわいいって言うの禁止!」って言われたことがあって、それがすでにかわいい!

■今までのClariSでは絶対に考えられなかったようなことにも挑戦したい!

――あとシングルには、胸が温かくなるミディアムバラードの「One more voice」と、ClariSらしいメランコリックさのある歌謡曲調のメロディが秀逸な「運命」を収録しています。

エリー:「One more voice」は、今までのClariSの曲にはなかった、ユニゾンがない楽曲で、ひとりひとりの声を正確に捉えることができます。メンバーおのおのが自由に自分の歌い方で楽曲を表現できるという部分で、レコーディングはとても楽しかったです。アカペラのパートもあるので、聴きどころが満載の1曲だと思っています。

アンナ:「運命」は流れていくような感じと波を感じさせる部分があって、そのグルーブが、ライブでより迫力を増す1曲になりそうです。これも3人でのユニゾンはなくて、ふたりのユニゾンにひとりがハモりを重ねるかたちがメインです。この曲ならではの、麗しさとか艶やかさが魅力じゃないかと思います。

クララ:「One more voice」は、アンナちゃんの真っ直ぐな歌声がポイントになっていて。「運命」は私やエリーちゃんの、大人っぽいとも少し違った色艶のある歌声を楽しんでいただけるのではないかと思います。歌の主軸となる人が入れ替わるかたちで楽曲の幅がどんどん広がっていくことを予感させるシングル。以前はふたりだったのでどっちか寄りかの2パターンでしたけど、3人だと組み合わせも多彩になるので、今後も楽しみにしていてほしいですね。三声のハーモニーは難しいですけど、ビタッとハマったときはすごく気持ちいいです!

――では、今後の展望を教えてください。

クララ:ClariSとしては10月に15周年を迎えます。長く続けてきた先でふたりと出会って、今までとは違った新たな楽曲に挑戦できて、毎日がとても新鮮で刺激的です。ClariS第3章を迎えて、自分でもまだ知らなかった自分と出会えている。3人になったことで幅が広がり、さらにいろんな楽曲に挑戦できることを楽しみにしています。今までのClariSらしさを大事にしながら、今までのClariSでは絶対に考えられなかったようなことにも挑戦して、みなさんが飽きずに楽しんでくださる音楽をお届けしていきたいです。

――最後に、それぞれ読者にメッセージをお願いします。

エリー:すてきな機会をいただけてうれしいです。私たちの歌をたくさん聴いて、ClariSの第3章を、ぜひいっしょに楽しんでくださったらうれしいです。

アンナ:私たち3人にしか作れない音楽を、これからもどんどん広げていきたいとおもっていますので、今後の展開をぜひ楽しみに待っていてください。「Umitsuki」もたくさん楽しんでくれたらうれしいです。

クララ:こうして新たなスタートを切ることができてうれしいです。「Umitsuki」は、新メンバーのこともがよく伝わる楽曲やミュージックビデオに仕上がっています。ぜひ何度も聴いて楽しんでもらえたらうれしいです。