チロルチョコ ネット上の騒動に対する〝神対応〟に感激の声「素敵な企業」「これからも買います」
人気チョコレート菓子「チロルチョコ」を製造・販売するチロルチョコ社が7日、公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。ネット上で起きた騒動をスマートに解決した上で、「今回の件でご不快とご不安な気持ちにさせてしまった皆様、申し訳ございません」とさらにユーザーを気遣った投稿をしたことで「神対応」と話題になっている。
【写真】「神対応」の後に「夢のコラボ」を発表したチロルチョコ
事の発端は11月4日の14時頃、X上であるユーザーが「チロルチョコに虫入ってた」と写真付きで投稿した(現在は削除済み)。投稿は瞬く間に拡散され、いつ購入したのかという問いにも「2、3日前にパーティーやるように買いました」と回答するなどしていた(この投稿も削除済み)。
この投稿に対して同日の21時、チロルチョコ社はX上で「現在X上でチロルの中に虫がいたという投稿に関して、投稿主様にDMを送りご返信をお待ちしている状況です」と対応を即日発表。ただ「投稿のお写真は毎年発売の季節商品と思われますが今年は2週間後の発売のため、昨年以前に発売された商品と推察されます」と、該当商品は季節限定で「まだ発売されていない」という投稿者の情報と食い違う情報も公開。そんな状況でも「投稿主様と皆様にご不快とご不安を与え大変申し訳ございません」と謝罪し、「早急に調査し、ご報告いたします」と締めた。
翌5日にはXで進捗(しんちょく)を発表。「昨日のX上でチロルの中に虫がいたという投稿に関して、投稿主のご家族様とご本人様からお詫びのご連絡をいただきました」とし、「最近購入したという事実は誤認であること、ご自宅での保管状況がよくなかったことが確認とれました」と投稿者の誤りであったことを公表。そして自社商品の評判に傷を付けられたにもかかわらず、「弊社としてはご家族とご本人様からお詫びのご連絡を頂いておりますので投稿主様へのコメントやお問い合わせはお控え頂けますと幸いです」とネット上での誹謗(ひぼう)中傷を避けるよう忠告し、投稿者を守った。
7日には「今回の件でご不快とご不安な気持ちにさせてしまった皆様、申し訳ございません ここ数日は楽しい気持ちになれない方もいらっしゃったかもしれませんが、弊社は『あなたを笑顔にする』をミッションとして掲げておりますのでまた皆様を『笑顔』にできるような商品や情報をお届けしていきます」と改めて謝罪。そして「さっそくワクワクなお知らせがありますので」と新商品の情報を提供していた。
この「神対応」にネットも大反響。「不快感を与えたのは投稿主なのに それでもなお『投稿主』も被害者であると位置づける真摯過ぎる企業姿勢!」「チロルチョコは全く悪くないどころか、毅然とした対応について好感度が跳ね上がりました」「私はチロルをこれからも買って応援します」と好感の声が多く挙がった。一方で投稿者に対しては「チロルチョコさんは寧ろ被害者ですよ」「営業妨害で訴えて、損害賠償請求もすべきです」と厳しい意見も飛んでいた。
投稿者は誤認ポストを削除した上で、「保護者です 今回投稿したチョコは、最近購入したものではなく、保存状態の悪いまま長期間保管していたものでした。チロルチョコ株式会社さんに連絡し、事実との相違があったことをお伝えし謝罪いたしました。チロルチョコさんと世間のみなさんをお騒がせしてしまい申し訳ございませんでした」と保護者を通して謝罪していた。
(よろず~ニュース編集部)