カイル・ヘンドリクス

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 エンゼルスが、カブスからFAになったメジャー通算97勝右腕、カイル・ヘンドリクス投手と1年250万ドル(約3億7500万円)で合意した、と6日(日本時間7日)、大リーグ公式サイトなど、複数のメディアが伝えた。

 12月で35歳を迎えるヘンドリクスは14年にメジャーデビューし、カブス一筋11年で通算97勝81敗、防御率3・68。16年には自己最多16勝、リーグ最高防御率2・13をマークするなど、エースとして108年ぶりのワールドチャンピオンに大きく貢献。21年は32先発、180イニングを投げ、14勝を記録したが、22年以降はけがに苦しみ、今季は29登板(24先発)、自己最少タイの4勝、同ワーストの防御率5・92だった。

 昨オフに大谷をFAで失ったエンゼルスは球団史上ワーストの99敗を喫し、地区最下位に低迷。オフに入ってブレーブスとのトレードで先発投手のグリフィン・キャニング投手を放出し、19年の本塁打王で、通算191本塁打のスラッガー、ホルヘ・ソレアを獲得し、課題の指名打者を強化。若いチームが実績あるベテランを積極的に補強し、巻き返しを図る。