「一番良くない路線変更」フジの人気バラエティ番組 放送枠移動後の“改悪リニューアル”に視聴者ブーイング
フジテレビの10月期番組改編で、土曜日午後6時30分の枠に移動したバラエティー番組『ネタパレ』。以前まで放送されていた金曜午後11時40分の枠は、人気アニメ『ドラゴンボール』の新シリーズ『ドラゴンボールDAIMA』が放送中だ。
だが、リニューアルしたばかりにもかかわらず、お笑いファンからは不評を買っているというのだ。
’16年4月から’17年3月まで放送されていた『超ハマる!爆笑キャラパレード』を前身番組とし、’17年4月に現在のタイトルに変更された本番組。南原清隆(59)、陣内智則(50)、NEWSの増田貴久(38)がMCを務め、お笑い賞レースの王者から新進気鋭の若手まで多彩な芸人たちが「今一番見てもらいたいネタ」を披露してきた。
「タイトルが変更された当初は、若年層をターゲットとしていました。ですが、金曜日の深夜から土曜日の夕方に放送時間を移動することで、より幅広い視聴者を取り込もうとする狙いがあるようです。
ただ、これまでは旬の芸人だけでなく、若手芸人を発掘する『ニュースター勝ち抜きパレード』など、ひたすらネタを披露する企画がメインでした。特に若手芸人たちにとっては、地上波に出演できる貴重なチャンスでもありました」(テレビ局関係者)
しかしリニューアルしてからは、出演する芸人の数だけでなくネタを披露する機会も減っているのだ。
11月2日の放送回では、「御礼漫才」として芸人がお世話になった人に漫才を贈る企画を実施。VTRではタイムマシーン3号が登場し、コンビで関太(45)の地元・群馬県を訪ね、関が小学生時代にお世話になった校務員の女性と再会を果たした。
しかし番組内で披露されたネタは、タイムマシーン3号が関の地元で披露した漫才のみだった。
「番組では関さんの過去を辿るような、ドキュメンタリー風のVTRが紹介されました。彼の知られざる一面が紹介されたり、恩人の自宅で手料理をごちそうになったりするシーンも。どちらかといえば、よくある旅番組やロケ番組に近い印象でした。
リニューアル直後の放送回でも、芸人たちがネタを披露する企画は引き継がれていました。そのいっぽうで、地方出身の芸人が地元グルメを紹介する新コーナーも登場。決して面白くないわけでなないのですが、30分というわずかな放送時間であることから、“可能な限りネタを見たい”という視聴者が少なくないようです」(テレビ誌ライター)
実際に、“改悪”だと感じた番組ファンも少なくないようだ。2日の放送が終わった直後には、Xでも厳しい声が相次いでいた。
《昨今数少ない純粋に若手のネタ見れる番組だったからかなり残念だ》
《ネタパレ、今やってるテレビ番組の中で 一番良くない路線変更してる》
《俺が好きだったネタパレはもう終わってしまったと思うことにした》
《ネタパレ、ゴールデン移ってからおもろレベルが爆下げしたから録画切ろう》
《にしてもネタパレの番組リニューアルされてから3回の放送が絶望的におもんない 番組の3分の1もネタしなくなってて、なんと言うか物凄くフジテレビ》