取材に応じたオーストラリア代表のダリル・ジョージ【写真:鉾久真大】

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侍ジャパンは13日にオーストラリアと対戦

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は日本時間10日に開幕する。侍ジャパンと初戦で対戦するオーストラリア代表は1日に来日。東京・府中市民球場で調整を進めている。オリックスや独立リーグBC新潟でプレーしたダリル・ジョージ内野手もその一人。プレミア12への意気込みとともに、在籍したチームへの感謝、NPB“復帰への思い”を語ってくれた。

 2015年から2年間新潟で主力としてプレーしたジョージ。「チームメートがとても素晴らしかったし、みんな最高だった。あそこでは素晴らしい時間を過ごせたよ。野球についても多くのことを学べた」と当時を振り返った。2017年にオリックスと育成契約するも、1年で退団。「バファローズのために戦えたことは、幸運だったし、とても感謝している。素晴らしい選手たちがいたよ」とその決断に後悔はない。

 日本戦で活躍を見せることができれば、NPB復帰もありえない話ではない。ジョージは、「そこにフォーカスしているわけではない」とチームの勝利が最優先。それでも、「そうなればクールだね。僕とサインしたいと言ってくれるチームがあればだけど(笑)。NPBのチームと契約して嬉しくない選手なんていないだろ?」と日本球界復帰への意欲を見せた。

 今回の来日も楽しみにしていた様子。「いい気持ちだよ。日本が大好きだし、人々は素晴らしく、リスペクトに溢れている。美しい国だ。帰ってきたり、訪れたりすることはいつもエキサイティングだよ」と笑顔で明かす。

 初戦は13日、バンテリンドームで侍ジャパンと対戦する。厳しい戦いになると予想されるが、勝利する自信は「間違いなくある。そうでなければここにはいない」と断言した。2023年のWBC以来となる日本での試合。「ナゴヤでの初戦はとてもクールな試合になるだろう。たくさんのファン、とても賑やかな環境、楽しい試合になるだろうね」と初戦を心待ちにした。

(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)