お酒が飲めないので「飲み会代5000円」と言われるとかなり抵抗があります…。お酒を飲めないことを理由に、参加を断ってもよいでしょうか。
お酒を飲まない人は場に居づらい?
お酒を飲まない人でも飲み会に参加したことがある人は多くいるでしょう。お酒を飲まない人は飲み会に参加することについてどう感じているのでしょうか。
江戸前汽船株式会社(https://edomaekisen.com/ )の調査によると、飲み会の場で不満や悩みを感じた経験のある人は40.6%という結果になっています。多かったのが、飲まないことで疎外感を感じたり、お酒を飲まない理由を説明するのが面倒だったりするという理由です。
また、お酒を飲まない人を受け入れる雰囲気や環境が整っていると感じるかというアンケートでは、50%が整っている、31.2%がどちらでもないと回答しています。
飲み会を断ってもよい?
会社の飲み会であっても、参加の可否を選択するのは個人の自由です。参加・不参加にはそれぞれの理由があり、誘った側に否定する権利はありません。もちろん、お酒が飲めないというのも正当な理由の1つです。もちろん、お酒が飲めなくても参加したい意思があるのであれば参加するのがよいでしょう。
飲み会を断る正当な理由
断ってもよい理由はお酒が飲めない以外にもあります。具体的にどんな理由があるのかを解説します。
健康上の理由
個人の体質などにもよりますが、飲み会に参加すると帰宅時間が遅くなり、規則正しい生活が送れない恐れがあります。睡眠不足や翌日の体調に影響が出るかもしれません。自分の健康を守るためにも、飲み会を断るのは正しい判断だといえます。
プライベートの確保
飲み会に参加すると、プライベートの時間が少なくなる可能性があります。休日があっても、平日の夜は疲れを癒す貴重な時間です。また家族がいる場合は、飲み会に参加することで、家族と過ごす時間も減る可能性があります。しっかりと自分の時間を確保することも大切です。
経済的な事情
飲み会は参加するだけで大きな費用がかかる傾向にあります。頻繁に飲み会がある場合、家計に大きな負担をかけてしまう恐れがあるでしょう。飲み会に行かなければ、その分お金を確保できるため、経済的に厳しい場合には飲み会に行くのを控えるのもよいでしょう。
参加を強要される場合
断っているにも関わらず、強要させられる場合は違法になる可能性があります。労働基準法によると、労働時間は1日8時間、週40時間と決められています。それ以外の時間はプライベートな時間にあたるため、就業時間以外の飲み会は基本的には自由参加です。ですが、飲み会の時間が就業時間に含まれているのであれば参加しなければならないと考えられます。
飲み会の参加は個人の自由
行きたくない飲み会は無理に参加する必要はありません。最近では、職場の飲み会に対する意識が変わってきているようです。断っても強要される場合には、違法になる可能性もあるため、外部の相談窓口などに相談してみましょう。
出典
江戸前汽船株式会社 ノンアルZ世代の宴会に対する意識調査(PR TIMESS)
厚生労働省 労働基準法第36条(時間外・休日労働協定)について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー