雨穴×プリ機が生んだ“これまでにない体験” 『変なプリ』体験レポート

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 フリューが10月15日から1月5日までの期間限定で『変なプリ』の提供を開始した。本プリントシール(以下、プリ)機は、最新機種『わたウサ』の限定コンテンツとなっており、ホラーコンテンツを制作する株式会社闇と小説『変な家』『変な絵』の作者である雨穴のコラボレーションによる完全オリジナルストーリーを楽しむことができる。

参考:【写真】雨穴と一緒に“じわりと怖い”恐怖体験を味わえる『変なプリ』でプリを撮ってみた

 昨年SNSでも話題となった夏季限定ホラーコース『ゆめちゃんといっしょ』に続く、闇とのコラボ第二弾となる今回は、制作・プロモーションに株式会社バーグハンバーグバーグも携わっており、さらに進化した新感覚のプリを体験することができる。さっそく、ホラーが苦手な筆者も『変なプリ』で奇妙な撮影体験を楽しんできた。

■プリ機の中に亡くなった人が!? 撮影中から画像取得までプリ全体で展開する“ホラーミステリー”

 『変なプリ』を体験する際は、『わたウサ』の事前ブースで雨穴の顔が表示されたアイコンをタップし、『変なプリ』コースを選択することで始まる。

 まずは、不審死を遂げた3人の女の子の中から1人を選択。選んだ女の子によって、撮影中や落書き後の演出が異なるということで、全パターンを制覇したくなる。

 私は被害者の中で最も年齢が近かった「某ゲームセンターで、彼氏と撮影中に意識を失った水田優愛ちゃん」を選択した。さあ、どんなストーリーが待ち受けているのか撮影前からドキドキがとまらない。

 プリ機の中に入ると、雨穴から1本の電話がかかってくる。急に鳴る着信音にすら敏感になってしまう。

 「もしもし雨穴です。少し怖いお話を聞いてください...」と不気味な声が響き、プリ機にまつわる奇妙な噂話が語られていく。そして、電話は意味深な言葉を残して切れてしまう….。

 撮影がスタートすると、BGM、照明、画面などプリ機ならではの空間を活かした様々な怪奇現象が巻き起こる。逃げ場のない狭い空間で巻き起こる奇妙な出来事は、実際に体験してからのお楽しみ。撮影シャッター時はポーズを取ることを忘れなかったおかげで、プリの仕上がりは「わたウサ」ならではの”ビビかわ盛れ”に仕上がり安心した。

■雨穴が大渋滞!最後まで何が起こるか分からない落書きブース

 落書きブースのBGMには、YouTubeで500万回以上再生されている雨穴のオリジナルソング「INTERNET WRITING MAN!!」が流れている。『変なプリ』限定デザインの落書きコンテンツやシールデザインも搭載されており、スタンプ・フレームデザインには「こわ~い」「こわくな~い」の2テイストがある。

 「こわ~い」テイストでは、不審死を遂げた少女たちのスタンプや事件の新聞記事風フレームなど、ホラープリの恐怖を煽るデザインを楽しめる。「こわくな~い」テイストには、着信画面風のフレームなどポップなデザインが勢揃い。筆者のおすすめは雨穴のゆるカワなデフォルメスタンプ。プリの様々な箇所に忍ばせるのがおすすめだ。

 筆者は、雨穴お馴染みのフレーズ「もしもし、雨穴と申します」を用いたペンスタンプなども使用してプリの落書きを満喫。落書き中に試せる隠しコマンドを押すと起こる「変なこと」は実際に体験してのお楽しみ。落書き後も続くホラーミステリーも必見だ。

 撮影を楽しんだ後は『ピクトリンク』アプリにて、『変なプリ』で巻き起こるストーリーの考察動画を無料で視聴できる。撮影中だけでは分からなかった「本当の真相」が明らかになるので、お見逃しなく。こちらの動画は雨穴のYouTube動画を彷彿とさせるクオリティの高さで、視聴後は『変なプリ』をリピートしたくなること間違いなしだ。

 雨穴といえば間取り図から展開するホラーミステリーが若年層を中心に話題だが、プリ機というリアルな空間で雨穴の世界観を楽しめるのは新鮮だ。ホラーが苦手な筆者でも、奇妙なミステリーに含まれている雨穴のゆるカワな姿に癒されながら撮影を楽しむことができた。

 昨年のホラーコンテンツ、『ゆめちゃんといっしょ』ではホラー要素が強めだったが、『変なプリ』は「じわじわ来る怖さ」のある内容になっている。プリ機の空間を最大限に活用したホラーミステリーで、通常のプリにはない終始不気味な盛り体験を味わってみてほしい。

(文・写真=田中亜梨朱)