ファナックの25年3月期、一転最終増益の見通し 下期想定レートは1ドル=135円

写真拡大

 ファナック<6954.T>は25日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。今期の売上高予想はこれまでの7843億円から7878億円(前期比0.9%減)、最終利益予想は1253億円から1343億円(同0.9%増)に引き上げた。想定よりも堅調な業績推移を受けて、減益予想から一転して増益予想に修正した。10月以降の下期の想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=150円に設定した。

 4~9月期の売上高は前年同期比2.7%減の3879億6200万円、最終利益は同9.4%増の699億2200万円だった。FA(ファクトリーオートメーション)部門ではインドや、補助金制度の影響で中国が好調に推移したが、ロボット部門では中国においてEV(電気自動車)関連向けが下降気味となり、同部門全体では減収となった。

出所:MINKABU PRESS