大久保公園に立ち1日3人を...女子高生を2万円で買春「53歳会社員」ホテル退出後の驚きの言い分

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「私は16歳です」

相手の男性に年齢を聞かれると、少女は正直に答えていたというーー。

警視庁保安課は10月18日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで東京都世田谷区に住む会社員・児玉充弘(あつひろ)容疑者(53)を逮捕した。新宿区の大久保公園周辺で16歳の女子高生Aさんに声をかけ、近くのホテルでみだらな行為をしたとされる。

「Aさんはメンズ地下アイドルにハマり、遊ぶカネを稼ぐために『パパ活』をしていたようです。SNSで知り合った男性からは、『大久保公園にはパパ活をしている女性がたくさん立ちんぼしているよ』とアドバイスを受けたとか。Aさんは今年9月ごろから大久保公園近くで立ち始め、不特定多数の男性と関係を持つようになります。

Aさんは週3回ほど立ち1日に平均3人を相手にし、月に70万円ほど稼いでいたそうです。売春で得たカネのほとんどは、メン地下の『推し活』(好きなアイドルを応援する活動)に使っていました。警察の調べに対し、声をかけられた男性に年齢を問われると『16歳です』と正直に答えていたと供述しています」(全国紙社会部記者)

ファン心理を悪用し……

児玉容疑者がAさんに声をかけたのは、10月15日の午後だ。現金2万円を渡しAさんと歌舞伎町ホテルへ。路上売春対策で大久保公園周辺をパトロールしていた警察官が2人を発見。ホテルから出てきたところを職務質問し、事件が発覚し児玉容疑者の逮捕にいたった。

本誌カメラマンは、逮捕直後に警察署へ入る児玉容疑者を撮影。護送車の後部座先に座り、呆然とした様子で前方を見ていた。その言い分には驚かされる。

「Aさんは正直に年齢を答えたと話しているのに対し、児玉容疑者はこう主張し犯行の一部を否認しています。『2万円を渡し買春したのは間違いありませんが、18歳未満とは知りませんでした』と」(同前)

歌舞伎町周辺では、未成年の少女が被害に遭うわいせつ事件が後を絶たない。

「要因の一つが、違法な営業をするメン地下やホストクラブの存在です。彼らは未成年の少女たちに、支払い能力をはるかに超える高額な酒や『推し活』用のアイテムを要求しています。ファン心理を悪用し、『注文してくれないともう会えない』などと言って……。少女たちが払えないと、ツケのような形で多額の『売掛金』を負わせているんです。少女たちはやむを得ず、パパ活や売春で売掛金の穴を埋めています」(別の社会部記者)

大久保公園周辺での立ちんぼ行為に関し、客の男性が買春容疑で逮捕されるのは今回が初めてだ。だが、いくら買春行為を摘発しても根本的な解決にはならないだろう。警察は、違法な営業を行うメン地下やホストクラブの根絶を目指し捜査を進めている。