日本のホテル

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台湾メディアのTVBS新聞網は19日、「日本のホテルが怒った!」と題し、外国人観光客の利用マナーが問題になっていることを報じた。

TVBS新聞網の記事は、日本政府観光局(JNTO)が発表した9月の訪日外国人客数が前年同月比31.5%増の287万人となり、8カ月連続で同月過去最多となったことを紹介。一方で、「文化的な違いによるトラブルやオーバーツーリズムといった問題も引き起こされている」とし、日本のあるSNS投稿が話題になっていると伝えた。

そして、ホテルで勤務するX(旧ツイッター)ユーザーが、部屋を汚したり、備品を壊したり、横暴なふるまいをし過剰なサービスを要求する外国人観光客に「うんざりしている」とした上で、「こっちだって日本の人に泊まってほしい」と漏らしたことを紹介した。

同記事は、この投稿が10万以上の「いいね」を集め、1万4000人余りにシェアされるなど大きな注目を集めているとした上で、同ホテルでは過去にもベッドの脇で小便をされたり、窓を割られたり、テレビを壊されたり、タオルを盗まれたり、従業員が性的暴行を受けそうになったりといった被害があったようだと説明、X上では同ユーザーに同情する声が多く上がっていることを伝えた。

日本のホテルで外国人観光客によるマナーがたびたび問題になる中、TVBS新聞網は別の記事で「チェックアウト前のいくつかの小さな行動が、ホテル従業員を楽にさせることができる」とし、ホテル従業員の話として、飲みかけのペットボトルは中身を捨ててごみ箱に入れる、タオルやバスローブなどはまとめて浴槽の端にかけておく、忘れ物をしないようによく確認し余力があれば使用した備品を元の位置に戻しておく、といったことを呼び掛けている。(翻訳・編集/北田)