原油先物堅調、米在庫減や中東緊迫化で 週足は1カ月強ぶり大幅安

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Florence Tan

[シンガポール 18日 ロイター] - 18日の原油先物価格は堅調。米国の在庫が予想外に減少したことや中東情勢の緊迫化に支えられている。

0025GMT(日本時間午前9時25分)時点で、北海ブレント先物は0.16ドル(0.2%)高の1バレル=74.61ドル。米WTI先物は0.17ドル(0.2%)高の70.84ドル。

両指標ともに17日の清算値は5営業日ぶりに上昇。エネルギー情報局(EIA)が発表した先週の米原油・ガソリン・留出油在庫が減少したことを受けた。

ただ、週足では約6%安と、9月初め以来の大幅な下げとなっている。

シティのアナリストはノートで「市場は米国がイスラエルに対し石油インフラを標的としないよう求めたとの報道に注目し、今回の価格下落に至ったようだが、言葉のやり取りが過熱しており、こうしたリスクは依然として高い」と指摘した。