前回は小選挙区、比例代表で落選(C)日刊ゲンダイ

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 衆議院が解散した9日、参議院議員の今井絵理子氏(41)がXを更新し「第214回臨時国会が閉会しました。本日、衆議院が解散し10月15日公示、27日投開票の総選挙が行われます。皆さんの一票が未来をつくります」と投稿。国会内でポーズをとって窓の外を眺める写真が2枚添えられ、《相変わらず芸能人気質が抜けてない人だなぁ》などと批判を受けたばかりだ。

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 そんななか、現在、当選確実視される元レースクイーンでグラビアアイドルの新人・森下千里氏(43)に注目が集まっている。自民党は森下氏を比例代表東北ブロックで単独2位としているからだ。

《間もなく自民党の比例東北から第二の今井絵理子氏が誕生します》《「比例区で女性を」と言っていたが今度は元グラビアアイドルの森下千里ですか。自民党も懲りないですね。今井絵里子でタレント議員は使えないと分かっているのに》《忘れられたアイドルを出してくる自民党 三原じゅん子 生稲晃子 今井絵理子そして 森下千里と来たもんだ国会議員どなたのプロダクション どなたの喜び組なんですかね》などとSNSではさっそく皮肉が飛び交う。

 森下氏は21年の衆院選で旧宮城5区で立憲民主党の安住淳氏(62)に敗れ、重複立候補した比例も惜敗率で及ばなかった。

「彼女の場合、落選後も選挙区の石巻市にとどまって真面目に辻立ちをしていると評価の声もありますが、一方で自民党が森下氏の元タレントとしての知名度や女性であることを利用した“厚遇”に嫌悪感を抱く国民は多い。小選挙区ではなく比例単独ですからね。そもそも、熱意だけあればいいわけではない。政策が語れるのか、元タレントの女性議員は政策論になると笑って乗り切ろうとする人も少なくありません。森下さんも落選後の21年12月にYouTubeの番組で、実業家のひろゆきこと西村博之氏(47)の追い込まれ、勉強をしていないのが露呈。あまりにひどすぎると話題になりましたから……」(週刊誌記者)

 この時の動画が、今のタイミングでXやYouTube切り抜きで拡散し、プチ炎上中だ。そのなかで森下氏は国政を目指した理由について「タレント時代、日本中ロケなどであちこち回って日本が大好きなので日本を守っていけたらいいなと思っていた」と話し、ひろゆき氏に具体例を求められると苦笑。その後、「例えば食料自給率をあげたい」と話し出すも要領を得ない説明にひろゆき氏が食料自給率の定義を問うと森下氏は沈黙してしまった。

 あれから約3年。公開討論の場がないため、バージョンアップした姿は見せていない。今井絵理子氏の二の舞にならなければいいが……。

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