きょうのポンドドルは下げが加速し、ロンドン時間の早朝には、下値サポートとなっていた1.30ドルを割り込む場面も見られていた。きかっけはこの日発表の9月の英消費者物価指数(CPI)で、総合指数は前年比1.7%の低下となっていた。2021年4月以来の低い伸び。

 これを受けてエコノミストは英中銀の利下げについて、英インフレが今後数カ月で再加速すると見られる中、11月は予想通りに利下げを行うだろうが、12月は見送る可能性が高いとの見方を示した。エネルギー上限価格の変更やその他のベース効果により、今後数カ月でインフレは勢いを盛り返すだろうとも指摘している。

 同エコノミストは、英中銀の追加利下げは1会合おきに行う可能性の方が高いと考えているとも付け加えた。

*英消費者物価指数(CPI)(9月)15:00
結果 0.0%
予想 0.1% 前回 0.3%(前月比)
結果 1.7%
予想 1.9% 前回 2.2%(前年比)
結果 3.2%
予想 3.4% 前回 3.6%(コア・前年比)

GBP/USD 1.3011 GBP/JPY 194.65 EUR/GBP 0.8362

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美