「死後半年…孤独死の発見が遅れる現実」かつてのニュータウンのゴミ屋敷問題に切り込む

横尾将臣氏が、自身のYouTubeチャンネルで「ゴミ屋敷で死後半年！かつてのニュータウンで抱える問題とは！？」というタイトルで動画を公開。ゴミ屋敷と孤独死の問題について語った。
動画では、「天井ぐらいまで溢れたゴミ屋敷に加え、死後半年という状況で、その現場がどれだけ悲惨かを理解していただけると思う」と述べている。依頼者である姪御さんは、亡くなった女性と5年は会っておらず、親族も現場に行くことを怖がる状況だったという。

横尾氏は、この女性が一流企業で長年勤め上げたという情報を伝え、「団地群で12世帯住めるという環境で、なぜ孤独死に気づかなかったのかが不思議だ」と、新しい住宅地での孤独死問題を考察した。子供世代が家庭を持ち親元を離れることで、親世代が取り残される孤立した状況を指摘。これが孤独死の発生しやすい背景となっていると語った。「昭和のニュータウンがリノベーションされれば、若い世代と高齢者が繋がる新たなコミュニティが生まれる」と、成功している地域の事例も紹介。

掃除の様子を交えつつ、「パンスト、シーツ、新聞などが大量に出てきて、これらの物は1、2年で溜まったものではなかった」と実態を詳細に伝えた。また、家族や行政への早期相談が必要だと助言。「孤独死は悪くないが、発見が遅れたり気付かれない環境が問題。周りに住む人々がいる中で孤独死が起こるこの現実を、私たちは真剣に考える時期に来ているのでは…」と締めくくっている。