「役立たず」鎌田大地をプレミアが酷評!日本代表でも戦力外危機で「もうエゴを捨てるしかない」

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 今季からクリスタル・パレスに移籍し、世界最高峰のプレミアリーグ(イングランド)に挑戦する日本代表のMF鎌田大地。

 前チームのラツィオ(イタリア)では指揮官に冷遇されることが多かったが、新天地では鎌田の才能を輝かせたフランクフルト(ドイツ)時代の恩師オリヴァー・グラスナー監督と再会。安心してサッカーができる環境が整ったのだが、新シーズンが開幕して約2カ月が経った今、暗雲が垂れ込めてきた。

 鎌田のポジションはトップ下ではなく、これまで何度か直談判し、メディアに向けて熱望してきたボランチで主に起用されている。しかし、リーグ戦の第7節を終了した時点で4試合に先発出場し、他の3試合では途中出場したものの、得点とアシストはともにゼロ。

「球際のボールの奪い合いでは強さを見せるのですが、ポジショニングが感覚派のせいで、いるべきところにいないことが多い。第6節のエバートン戦ではパスミスから失点に関与したこともあり、メディアの間ではプレミアリーグでプレーする実力があるのかすら疑問視されはじめ、『役立たず』と評価がダダ下がりです」(サッカーライター)

 中盤のレギュラーが定まらないチームは3分4敗で、20チーム中18位。いまだに勝利を挙げられず、指揮官の解任説が浮上する始末だ。

 そしてクラブでのこの低調ぶりが、日本代表のポジション争いに影響を及ぼそうとしている。前出のサッカーライターが語る。

「10月10日(サウジアラビア戦)、10月15日(オーストラリア戦)のW杯アジア最終予選メンバーは選ばれましたが、ボランチは遠藤航と守田英正が不動のレギュラーです。さらに序列3番手の田中碧、パリ五輪でブレイクした藤田譲瑠チマが初選出されたことで、森保一監督が鎌田をボランチ起用する気がないのは明らか。第2節のバーレーン戦のようにトップ下での起用であれば攻撃の起点になれるので、それならレギュラーの座が見えてくるかもしれません」

 フランクフルト時代、トップ下で絶対的な輝きを放っていた鎌田。ボランチへの強いこだわりを捨てられれば、同時にクリスタル・パレスでの低評価を覆すことができそうだが…。

(風吹啓太)