過度な目標は時期尚早…チェルシー指揮官「シティやアーセナルと競争できるとは思えない」

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 チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、現時点でのクラブの立ち位置について言及した。4日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。

 ここまで6試合を消化したリーグ戦で4勝1分1敗を記録し、勝ち点「13」の4位につけているチェルシー。今夏に指揮官へと就任したマレスカ監督の下、開幕から好調なスタートを切った。サポーターからは主要タイトル獲得への期待が高まるなか、プレミアリーグ第7節ノッティンガム・フォレスト戦を前に同監督が記者会見へ出席。現時点でのクラブの立ち位置について、自身の考えを明かした。

 タイトル獲得の可能性について問われたマレスカ監督は、「シティやアーセナルと競争できるとは思えない」とコメント。「私たちはまだ準備ができていない。なぜなら、シティは9年間、アーセナルは5年間も同じ監督と仕事をしているからだ」とライバルチームとの違いを述べつつ、「大きな目標に向かって競争したいなら、その時間が必要だ」と見解を示している。

 また、「私たちのことを想像してみてほしい。たった3カ月だから大きな違いだ。我々がそれらのクラブと競争することはできないと断言できる」と主張。続けて、「目標は向上を続け、ゆっくりゆっくりそれらのクラブに近づいていくことだが、現時点ではまだその準備ができていない。常に改善を続け、解決策を加え続けるの期限はない」と語った。