14日の愛チャンピオンS3着後、凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン芝2400メートル)に向けて仏シャンティイに滞在しているシンエンペラー(牡3=矢作、父シユーニ)が27日、エーグル調教場の芝周回コースで帯同馬ラファミリア(牡3)と併せ、6Fから追い切った。

 前走の1週前追いに続き、稽古をつけたC・デムーロ(レースは坂井)は「前回、騎乗した際は輸送の影響か少し疲れているのかなと感じたけど、その時よりコンディションは良くなっている」と好感触。「重い馬場も大丈夫じゃないかな。ソットサス(全兄で自身が騎乗して20年凱旋門賞制覇)に似て少し遊ぶようなところが今日もあったけど(自身が騎乗した)過去の凱旋門賞馬と比較して、この馬も十分、勝つチャンスがあると思う」とポテンシャルの高さを口にした。

 岡助手は「ジョッキーから前回より感触が良かったという話を聞けたし、愛チャンピオンSを使って状態が上がっているのは好材料。馬もやる気になり、前進気勢が出てきたように思います」と上積みを強調した。