東海環状道の山県IC〜大野神戸IC間が、2024年度に開通予定です。

山県IC〜大野神戸IC間が開通へ

 2024年度の開通に向けて、東海環状道の山県IC〜大野神戸IC間18.5kmの工事が進んでいます。


東海環状道の岐阜IC付近。2024年6月撮影(画像:国土交通省中部地方整備局岐阜国道事務所)。

 東海環状道は、愛知・岐阜・三重3県の、名古屋市中心部からおよそ30〜40km圏域を環状に結ぶ延長約153kmの高規格幹線道路(国道475号の自動車専用道路)です。愛知県豊田市の豊田東JCTを起点とし、瀬戸市、岐阜県土岐市・美濃加茂市・岐阜市・大垣市などを経由して三重県四日市市の新四日市JCTに至ります。

 2005年3月、中部空港開港と愛知万博(愛・地球博)開催に合わせる形で、東側の豊田東JCT〜美濃関JCT間73kmが一気に開通。その後、西側も名神高速や新名神高速からそれぞれ支線が延びるように少しずつ開通を重ねています。

 現在、建設中なのは、岐阜県内の山県IC〜大野神戸IC間18.5kmと、岐阜・三重県境にまたがる養老IC〜いなべIC〜大安IC間24.6kmです。

 このうち山県IC〜大野神戸IC間が、2024年度に開通予定です。途中には岐阜IC・本巣IC・本巣PAが設置されます。この区間が開通すると、名神高速と東海北陸道が一宮JCTを経由せずに結ばれます。

 ただし本巣IC〜大野神戸IC間は橋梁工事が遅れたため、開通が最大で半年程度遅れる可能性があるといいます。

 2024年9月24日、国土交通省中部地方整備局とNEXCO中日本名古屋支社は、今年度開通予定の道路をPRする取り組み「つながる中部42.6」を開始しました。対象は、東海環状道の山県IC〜大野神戸IC間・いなべIC〜大安IC間、国道1号の島田金谷バイパス・北勢バイパス、国道23号蒲郡バイパス(名豊道路)の4路線5区間です。

 両者は特設サイトを公開したほか、今後も整備効果の紹介や建設現場の動画配信などを展開していく予定です。