大谷翔平の“50-50”記念球はどこへ？ 敵地記者の報道に米メディア反応「運がない」「歴史的に重要なピースだ」

大谷の記念球は凄まじい価値を持つものだが…(C)Getty Images

　メモリアルアーチの行方が話題だ。

　現地時間9月19日（日本時間20日）、ドジャースの大谷翔平は、敵地ローンデポ・パークで行なわれたマーリンズ戦に「1番・DH」として先発出場し、自身初の3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点、2盗塁と躍動。史上初「50-50」（シーズン50本塁打・50盗塁）を達成するだけでなく「51-51」の大記録に到達し、20-4の大勝に貢献した。

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　しかし試合後には、50号ホームランボールの行方が一部で注目を集めている。マーリンズ地元紙『Miami Herald』のクレイグ・ミッシュ記者は、「ショウヘイ・オオタニの50号をキャッチしたファンが記念球を持ち帰ると決断。ドジャースはそれを取り戻せなかった」とXに投稿しており、その観客が球団とのボール交換に応じなったという。

　これを受け、米放送局『CBS Sports』は、「言うまでもなく、ドジャースとオオタニ（そして米野球殿堂？）は、ボールを取り戻したいだろう。しかし、木曜は運がなかった」と反応。「アーロン・ジャッジの62号は、2022年に150万ドルで落札されている」などと続け、「それと同様に50-50達成の記念球は、歴史的に重要なピースだ」と指摘した。

　また、米メディア『FanSided』は、「ボールがオオタニの元へ戻り、大切にされるものだと思われたが、残念ながらそうならなかった」と報道。さらに米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』は、「ある幸運なファンが記念品を手にし、ローンデポ・パークを後にした」「歴史的にも、経済的にも価値を持つボールだ」と記述している。

　これまでも記念球を巡ってトラブルが多く発生してきたメジャーだが、はたしてこのボールはどうなるのか。今後の展開にも注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]