3回、中越え2ランを放ち、ナインに迎えられる岡本和(中央)

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 「広島2−8巨人」(20日、マツダスタジアム)

 巨人は打線が爆発して快勝。引き分けを挟んで4連勝とし、阪神が敗れたため優勝へのマジックを「6」に減らした。これで鬼門とされてきたマツダスタジアムで5戦5勝となった。

 打線は三回に一挙4点を奪って主導権を握った。まずは2死一、二塁から3番・吉川の左線適時二塁打で2点を先制した。なおも2死二塁の場面。ここで岡本和が中越えに2試合連続の26号2ランをたたき込んだ。これで4番にとっては5戦4発目の本塁打となり、量産態勢に入ってきた。4−1の七回は1死三塁から吉川の中前適時打で1点。さらに坂本の右中間適時二塁打などで3点を追加した。

 先発した井上は5回を6安打1失点で8勝目をマークした。優勝マジックが「6」となったことで、最短優勝日は23日に甲子園で行われる阪神戦。昨年は目の前で胴上げを見せられた巨人に絶好のリベンジ機会が訪れた。