5年後に群馬県で開かれる国民スポーツ大会に向け、県スポーツ協会が競技力向上のための対策本部の設置を、山本知事に要望しました。群馬県では2029年に「湯けむり国スポ」を愛称にして国民スポーツ大会が開かれます。

20日は、県スポーツ協会の遠藤祐司会長ら関係者が県庁を訪れ、山本知事に国スポ開催に向けた要望事項を説明しました。このうち、各種競技力の向上に向けては全県的なサポート体制の構築が必要だとして、「競技力向上対策本部」を設置するよう求めました。

遠藤会長は、「国スポに向け、各競技団体は一生懸命頑張っていますが、大きな大会を成功させるには『オール群馬』で進めていかないと難しい。県のリーダーシップのもとに対策本部を設けてほしい」と話しました。これを受け山本知事は、「コンパクトな国スポを目指していますが、競技力向上については同じ問題意識を持っている。対策本部の設置については検討し、今後も率直な意見交換ができればと思う」と応えました。

県や県スポーツ協会によりますと、国スポに向けての山本知事と協会の会合は今回が初めてです。