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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。3打席連発を含む6安打10打点2盗塁の大暴れでメジャー史上初となる50本塁打&50盗塁の「50―50」をクリアし、「51―51」を達成した。

 「50―50」はメジャー初の偉業となったが、日本でも達成者はいない。日本でシーズン50本塁打以上は50年の小鶴誠(松竹)50本から22年の村上宗隆(ヤクルト)56本まで10人が15度達成している。そのうち最多盗塁は小鶴の28盗塁、次いで村上の12盗塁。50本塁打&2桁盗塁は2人しか記録していない。

 50盗塁以上は14度マークした福本豊(阪急)ら45人が80度記録。うち最多本塁打は90年に51盗塁した秋山幸二(西武)の35本だ。50盗塁&30本塁打は秋山のみで、20本塁打以上広げても80年福本、83、85年の高橋慶彦(広島)、96年の緒方孝市(広島)と3人の名前が挙がるだけ。スピードとパワーを兼ね備えた「50―50」がいかに難しい記録なのかが分かる。

 なお、本塁打+盗塁で100超えを達成したのは福本だけで72年の120(14本塁打、106盗塁)を筆頭に73年108(13本塁打、95盗塁)、74年102(8本塁打、94盗塁)と3度記録している。