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 タレントでドラァグクイーンのナジャ・グランディーバ(50)が20日、TBS系「ゴゴスマ〜GOGO!smile〜」(月〜金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、パワハラやおねだりなど数々の疑惑を告発され、19日に不信任案が可決された兵庫県の斎藤元彦知事(46)のSNSの文面から変化を指摘した。

 19日の県議会の終盤に斎藤氏に対する不信任案が発議され、86人の県議全員が賛成を意味する白票を投票。可決に必要な65人を上回った。可決が宣言されると、議会内には拍手が起こり、斎藤氏は表情を変えずに各議員に頭を下げた。閉会後に取材に応じた斎藤氏は「あらためて県民の皆さまにこういった状況になっていることについては、結果的に不信を抱かせてしまっているということに心から申し訳なく思っています」と謝罪した。

 一方、今後については「これは大変重い議会側の選択です。一方で私にとっても重い状況をある意味、示されたということになっていますので、しっかり考えることが大事」と返答。「自分自身の思い、兵庫県にとってどういうことが大事かということですね。そういったことも考え、心の中に問いながら考えていきたい」と話すにとどめ、具体的な言及はなかった。

 不信任から一夜明けた20日、斎藤氏は20日ぶりに自身のX(旧ツイッター)を更新した。「昨日 不信任決議が可決されました。県政が今の状況になっていること、県民の皆様にご心配やご不安を抱かせてしまっていること、まずは、心よりお詫びします。大きな、思い決断になります。しっかりと考え、決めます」というものだった。

 ナジャは一連の問題で、斎藤氏がよく発していた一言に着目した。「いつも最後に、“県政をまっとうしたい”とか、“続けていきたい”と言葉が、常にあった気がするんですけど。今日のXにはないのかなと」。MCのフリーアナウンサー石井亮次も「確かに…」と同意した。

 ナジャはあらためて「結局は“辞めません”的な文言が、最後に入っていた気がするんですけど、それを見ると、考えをあらためられたのかなというのをちょっと感じたんですけど」と、自身の見解を示した。