「サイクルを終わらせる」42歳になった皇帝アドリアーノが引退試合を発表 ファンにきちんとお別れを
元ブラジル代表のレジェンドストライカーのアドリアーノ氏が、古巣のクラブであるフラメンゴとインテルの間で行われる引退試合を発表した。『Mirror』が報じている。
アドリアーノ氏は、今年の12月15日にブラジルのマラカナンスタジアムで再びスパイクの紐を締め、両クラブの元チームメイトらとともに彼のキャリアを讃える予定だという。同氏はこの試合が行われる意図や思いを説明した。
「皇帝」の異名を持ち、力強い左足に恵まれたアドリアーノは、フラメンゴで一躍脚光を浴びたとき、ブラジル史上最高の選手の一人になると期待されていた。その後、インテルで大活躍をみせ、合計で177試合に出場し、74ゴールを決めた。ピッチ外では鬱とアルコール依存症に悩まされ、深刻な問題を抱えながらも現役を続けた。アドリアーノ氏の最後の試合は、2016年にアメリカ4部のマイアミ・ユナイテッドで出場した時であった。
同氏のキャリアは、サッカー界が期待したような形では進まなかったが、ファンから愛された皇帝のラストダンスは、誰にとっても忘れられない素晴らしいものになるだろう。