[9.17 欧州CLリーグフェーズ第1節 バイエルン-D・ザグレブ]

 ディナモ・ザグレブ所属のDF荻原拓也が17日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)リーグフェーズ初戦のバイエルン戦で欧州CLデビューを果たし、後半5分に果敢な抜け出しから初ゴールを奪った。

 5-3-2の左ウイングバックで先発出場した荻原は1-3で迎えた後半5分、左サイドの低い位置でビルドアップに関わり、連続ワンツーで一気に加速すると、長距離スプリントでゴール前に駆け上がり、MFヨシップ・ミシッチのスルーパスに反応。目の前にはGKスベン・ウルライヒが迫ってきたが、最後は冷静に左足で股下を抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

 前半はFWマイケル・オリーズとのマッチアップで守備の奮闘を見せていたが、持ち前の攻撃力も示した荻原。今年1月の加入から2シーズン目、予選を勝ち抜いてたどり着いた欧州CLデビュー戦で鮮烈なインパクトを残した。

 その後は再びバイエルンのゴールラッシュに圧倒され、荻原は後半28分に途中交代。チームは欧州CL最多失点記録となる9失点を喫し、2-9で敗れた。