国土交通省が公開した「地下神殿」清掃作業が話題に!SNSで感動の声

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国土交通省・江戸川河川事務所が9月11日にX(旧Twitter)で更新した投稿が注目を集めている。台風第10号の影響で地下神殿に流入した水をポンプで排水した後、底に溜まった泥を人力で丁寧に掃除した様子が伝えられた。

投稿には、維持管理を担当する川村建設(株)の作業風景が掲載されており、排水翌日の9月2日から通常見学を再開するために急ピッチで作業が行われたことが明かされている。

「首都圏外郭放水路」は埼玉県春日部市の地下に建造された洪水対策のための施設で、地底50mを流れる世界最大級の地下放水路。中川、倉松川、大落古利根川などの中小河川が洪水となった際に、洪水の一部を江戸川へと流す役割を果たしている。

特に地下22メートルにある「調圧水槽」は、サッカーグラウンドほどの広さを持ち、地下水路から流れてきた水の勢いを和らげるための重要な施設だ。無数の柱がそびえるその姿から“地下神殿”と呼ばれ、多くの人々に親しまれている。

今回の清掃作業の様子は、国土交通省の公式アカウントで確認できる。洪水から首都圏を守るための重要な役割を担うこの施設の維持管理の様子は、多くの人にとって興味深い内容となっている。