「自分たちが良いと思うものを突き詰められた」ーーシンガーズハイ、ミニアルバム『Serotonin』で探求した「音」とは
2020年結成、内山ショート(Gt.Vo)、ほりたいが(Gt)、みつ(Ba)、りゅーいち(Dr)からなるバンド・シンガーズハイが、3rdミニアルバム『Serotonin』をリリースした。昨年11月リリースのセルフタイトルを冠した1stフルアルバム『SINGER'S HIGH』では、初期の楽曲も4人の音で再録し「これが自分たちだ」という形をしっかりと提示した。そこから約7ヶ月経って発表された今作には、テレビ東京アニメ『闇芝居』のEDテーマ「ニタリ(2024年1月リリース)」、先行シングル「エイトビート(2024年4月リリース)」を含む全6曲を収録。細部まで音作りを探求した意欲作となった。今夏は15カ所以上のロックフェスへの出演が決定、秋にかけて全国25カ所を廻るツアーでは、自身最大キャパとなるZepp Diver Cityでファイナル公演を行う。今回はますます勢いを拡大し続けている4人に、『Serotonin』の収録曲についてたっぷり話を訊いた。
内山ショート(Gt.Vo)
内山ショートの楽曲制作スタイルの変化
ーー今作『Serotonin』は「第2章の始まりの1枚」と資料にも書かれていますが、1stフルアルバム『SINGER'S HIGH』で「これがシンガーズハイだ」というものを提示し、第1章を終えた感覚があったんでしょうか?
内山:正直僕らは、一区切りついた感覚が全くなくて。フルアルバムを作ってそのままツアーを廻って、Zepp Shinjuku(TOKYO)でワンマンをやって。フルアルバムのレコーディングが終わった翌月には「ニタリ」の制作が始まったので、気持ち的には結構地続きなんです。僕的にはむしろ始まったような感覚と言いますか、ようやくゼロがイチになった感じに近いのかなと思っています。
ーー先行シングルの「ニタリ」と「エイトビート」以外の楽曲は新曲ですか? ストックもあったんでしょうか?
内山:うち、ストックが本当にゼロのバンドでして(笑)。なので、基本的に次の作品のために作る形が多いんです。今回もそうで、「エイトビート」はツアー中に広島かどこかのホテルで弾き語りで作りました。僕は制作を始めるとギュっとなってしまうタイプなので、ライブをやりながらの作曲をそこまで器用にできる気がしなかったんですけど、だんだん身体が慣れてきた気がしなくもないです(笑)。
ーーでも大変でしょう。ライブの本数もすごく多いですし。
内山:そうですね。でも曲を書くこと自体は好きですし、あとは後輩でも、僕よりも曲を作ってる人が本当に周りにたくさんいるので、常に「もっと頑張らなきゃいけないな」と思ってます。
ーー1stフルアルバムの時は3日間の合宿で5曲作られたそうですが、合宿での経験は今作に活きていたりしますか?
内山:今までは大枠を考えてからコードや歌詞、メロディーを考えることが多かったんですけど、合宿をした1stフルアルバム辺りから、ギターや歌のひとつのフレーズから肉付けしていく流れが多くなって。今作もそうですね。僕が作曲を始めた時くらいの気持ちで作っています。最近むしろそういうやり方に戻ってきてるのかもしれないですね。
ーー初心みたいなことですか?
内山:どうなんですかね。でも確かにもうちょっと楽しんで曲を作った方がいいなとは思ってます。
ーープレッシャーを感じつつ作られていたんですか?
内山:納期や決まりもあるし、その中でちゃんと良いものを作りたいので、常に缶詰になって焦ってしまうことはやっぱりあります。でも周りの評価を気にしすぎても、自分自身が曲を書いてて楽しめないというか。完成した曲は自分が作ったものだし、結局好きになれるんですけど。
ーー作る過程を楽しめるかどうか。
内山:そうですね。もうちょっとエゴイスティックにやっても全然いいんじゃないかなと。多分それでも自分たちの良さを出せると思うし。自信がついてきたのかもしれないですね。
ーー曲作りの方法としては、内山さんがデモを作って、それを皆さんに共有して、ギターは丸投げだと拝見しましたが、そのやり方は今も変わらず?
内山:大枠は変わらないです。でも最近、ドラムの細かいフィルフレーズを「こうしたいんだけど、どう?」という話をもらう時もあります。りゅーいちがお風呂の中から電話をかけてきて(笑)。
りゅーいち:デモが送られてきて、お風呂に入りながら聴いてたら「ドラム、こういうふうにしたいな」と思って。とりあえず伝えたかったから内山くんに電話をかけて、口のドラムで伝えるんですけど、お風呂で反響するから聞こえなくて(笑)。「後でまたDTMで送るね」と。
りゅーいち(Dr)
ーーベースはそういう提案をされたりは?
みつ:自分が結構ルート主義者なので、基本ルートメインで作ることが多いんです。デモのまま弾きたい部分はなるべく活かしつつ、でも動きたい部分はうっちー(内山)に「これでいい?」と相談しますね。今回は意見が通ることも多かったから嬉しかったです。そういう面では、だんだん自分のフレーズを落とし込めるようになってきたのかなと思います。
内山:俺、今回デモの段階で、結構ベースのフレーズも頑張ったよね?
みつ:そうそう。割と最初から動いてた。
みつ(Ba)
ーー内山さんの作ったデモが。
内山:そう。もう少しベースがメロディーを担って彩ることができるんじゃないかと思っていて。僕はギターばかり弾いててベースに詳しくないから、結構何も考えずに渡しちゃうことが多かったんですけど、ようやく自分のできる幅が広がりました。
ーーギターは、ほりさんに全幅の信頼を寄せている感じですか?
ほり:変わらず丸投げされてます。ただ1stフルアルバムまでは、デモをひたすら垂れ流して、自分もキーを合わせて弾いて「今の気持ち良かったな。じゃあここから広げよう」みたいな作り方をしていたんですけど、今回の『Serotonin』は、デモを聴いた段階で「こういうふうにしたい」というものが自分の頭の中に浮かんでいたので、まずはそれを再現するところから始めました。だから若干アプローチが変わったのかな。
内山:たいがに関しては、最近言うことが2つしかなくなったんですよ。「やりすぎ」か「もっとやれ」のどっちか(笑)。
ほりたいが(Gt)
ーー要求がシンプルになったと。求めるものが変わってきたりなどはありますか?
内山:元々ギターに求めるものという意味での認識は、僕とたいがは結構似通ってると思ってます。やっぱりギターロックをやるならギターがしっかり主張してくれないと困るし、彼はそれができるタイプ。共通認識が既にあるから、任せられますね。
ほり:自分としては、自分のやれる120%ぐらいで渡して、「やりすぎ」と言われて引き算することが割と多かったんです。でも今回は逆に自分のイメージから作ったので、既に引き算したものを共有した感じでした。リードギターに関してのやり取りは今回少なかった気がしますね。
「1音」へのこだわりを追求した作品
ーーレコーディングはスムーズにいきました?
内山:それがですね、今回は音にこだわることがやたら多くて、逆にいつもより手こずったかもしれない(笑)。今まではアンプではなくライン録音(アンプやエフェクターなどから録音機器へ直接シールドを繋いで録音する方法)だったんですけど、ようやくマイクを立てる録音方法を試して。あとは「紫」と「SENTI」でアコギを使ってみたいという僕のわがままがあったり。「SENTI」はループトラックみたいな作り方をしてて、たとえばドラムスネアの音の1打だけを決めて、それをサンプリングしてループしたんですけど、その1音を作るのにめちゃくちゃ時間がかかって(笑)。
りゅーいち:音のセレクトに時間がかかったね。最初1曲丸々録ったんですけど、ループトラック的なニュアンスはなかなか難しくて。何回かトライして、各楽器をパーンと録って「じゃあ今から何種類か流すから、トーナメント制にしよう!」と。何番の音が良かったかを、決勝戦まで決めていきました。
ーーでは「SENTI」は、新しい取り組みをされたんですね。
内山:そうですね。少しずつできることが広がっていってる感覚です。前作はアレンジという意味で、音の運びや展開の可能性を広げていけた部分が多かったんですけど、今回できるようになりたいと思ったのは、やっぱり音。そうなると、一緒にやってもらうエンジニアさんやミックス処理も大事で、自分たちアーティスト側でも、もっとアプローチできることがあるんじゃないかなと思って。それで「SENTI」に関しては、初めて同期演奏でオルゴールっぽい音を入れました。
りゅーいち:僕はドラムテックさんの機材をお借りして、「ドスッ」みたいなちょっとゆるい音が出るスネアにしてもらったり、乾いた音が出るシンバル、拍手みたいな音が出せるクラップシンバルを使って、最小限のセットで取り組みましたね。
ーー「SENTI」のBメロはコーラスが入る箇所と入らない箇所が交互に繰り返されることで掛け合いのようになって、デュエットみたいに聴こえました。
内山:音をループトラックで作った分、結構ゆとりができてしまったので、歌の方で遊びを効かせてみたいなと思って。やりすぎるくらい最大限の足し算でコーラスを入れたらそうなりました。一応角度でパン振り(音が聴こえる位置を意味する言葉)をして、右左どこから何が鳴ってるかを自分なりに意識して。まるでサッカーのチーム編成を考えてる気持ちになりました(笑)。
ーー歌詞に<はみ出し者の賛歌>というフレーズがあり、「お守りのような曲になれば」とラジオでおっしゃっていました。伝えたいことがあったんですか?
内山:バンドは規模感が広がるにつれて色んな人に聴いてもらうし、色んな人が混ざってくるし、どんどん輪が広がっているようですごく良いなと思うんですけど、一方で僕が元々集団意識を跳ねのけてしまう、面倒臭いタイプの子だったんです。どちらかというとマイノリティ側で、そんなこともないかもしれないのに「自分は仲間に入っていないんじゃないか」という除け者精神が勝手に出てきて、腐ってしまって。僕がそういう人間だったからこそ、1番自分の歌が響いてほしいと思うのは同じ気持ちを抱える人たちだし、今回それを再認識したというか。今まで「誰に向けて歌を歌うか」を意識的にやらなかったんですよ。誰にでも共通して言える愛を歌うのが好きだったんですけど、今回はそういう意識もあったから、しっかりと自分の届けたいところに向けて書こうという気持ちが強かったですね。
ーー今まで怒りや皮肉を源に曲を書いてこられたと思いますが、今回は愛を歌っていたり、寄り添うような楽曲が増えたのかなと。1曲目の「STRAIGHT FLUSH」で<愛したいこと誤魔化さないで>というフレーズがあって、最後の「エイトビート」では<ただあなたを愛しているんだよ>と思い切り愛を歌う流れも素敵でした。意識はされました?
内山:そこに関しての意識はなかったかもしれないです。「STRAIGHT FLUSH」は、相変わらず僕の怒りに近い部分が出ていると思うんですけど、やっぱり2面性もあって。愛があるからこその怒りもあるよなと。僕がやってしまいがちな、皮肉臭い言い方やひねくれ方が邪魔をして届かないものがあるとしたら、勿体ないなと思って。「エイトビート」に関しては1回挑戦してみたくて、敢えて自分の露悪的な部分を封印してみました。
ーー「エイトビート」に<25にもなってさ>というフレーズがありますが、内山さんのリアルな気持ちを表現したんですか?
内山:嘘ではないですね。曲を作った当時のものを残したかったから「25」と書いちゃったんですけど、この曲を作った2か月後に26歳になってしまって、歌詞通りに歌えないという(笑)。まあでもひとつの日記みたいに残せればいいなと思ってます。
アップデートした音が表れた「STRAIGHT FLUSH」
ーーリード曲の「STRAIGHT FLUSH」はどういう気持ちで作りましたか?
内山:「daybreak(2022年リリース)」の歌詞が特にそうだったんですけど、今まで僕は<なんで分かってくれないんだ>と、誰かに対して強く理解を求めようとする気持ちをただ投げつけてきたんですけど、今回は一旦自分を守るというか、無理に投げすぎても自分自身を保てない気がしたので、1度自分の中で物語を完結させてみるつもりで書いた曲ですね。
ーー歌詞はいつもどの段階でできるんですか?
内山:弾き語りで曲を作ることが多いので、大体メロディーとほぼ同時に歌詞も考えてます。
ーーサウンド面についてはいかがですか?
ほり:僕は相変わらず丸投げだったんですけど、個人的に新しい試みをしています。デモの段階で「ピー」という発信音を多用してたんですけど、自分は効果音を入れてみようと。イントロだと「ギューンギューン」というフレーズをギターでスライドでやれたらいいなと思いまして。実際やるのは難しかったんですけど(笑)。曲を作るたびに前の自分に飽きちゃうので、今回ちょっと新しいことをやれたのかなと思います。
ーー参考にした音はありますか?
ほり:凛として時雨のTKさんです。あの方はギターでめちゃめちゃ色んな音を出せるので、「面白い! 取り入れてみたい」と思いました。
ーーベースで耳に入ってくるのは、やはりアウトロの長めのベースソロです。MVではみつさんの周りをたくさんの人の影が歩いていくというシーンで、印象的でしたね。
みつ:あれは自分もびっくりしましたね。マネージャーやスタッフも総動員で周りを歩いてて。あんな状況でベースを弾くことは今後ないんじゃないかな。
ーー緊張しましたか?
みつ:MVの撮影はいつもアットホームなので緊張はしないです。面白いなと。さっきの音の話だと、フルアルバムまでは馴染みのレコーディングスタジオで録音して、「STRAIGHT FLUSH」から初めてのスタジオを使うようにしたんです。それに加えて、アンプやエフェクター、各々の機材が少しずつ揃ってきたんですよ。だからこの曲には、スタジオや機材含めて、よりアップデートした音が顕著に出たのかなという気はします。
ーーベースソロについては?
みつ:デモが送られてきた時に「そんなに長いのか」とびっくりしました。アウトロに組み込むのも新しい気がしましたね。
ーードラムはいかがでしたか?
りゅーいち:送られてきたデモから音数を増やしたところも多々ありつつ。
内山:「STRAIGHT FLUSH」は足し算的な音楽だったので、ドラムはめちゃめちゃ脳筋になって、2人で悪ふざけしてどんどん音数を増やしました。
みつ:この前ライブでも増やしたよね。
内山:なんか、倍鳴ってたよ(笑)。
みつ:8月3日の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024』で初披露したんですよ。初披露だから、音源のままやるかなと思いきや。
りゅーいち:1番最後のベースソロの後のブレイクダウンっぽいところね。最後ベタ踏みでちょっと長めに踏んだんですけど、それぐらいパワーがあってもいいのかなと。
ーー何か掴めた感じはありましたか?
りゅーいち:今まで激しい曲は自分的にはあまりやったことがなかったんですけど、ドラマーの友達に教えてもらったフレーズを入れてみました。インプットをうまくアウトプットできて良かったですね。
懐かしさと新しさを感じる「純」
ーードラムフィルの気持ち良さで言うと「純」のイントロは良かったです。
りゅーいち:最初はフィルがなかったけど、スタジオで「フィル入れて」と言われて「こんな感じでいい?」「いいじゃん。じゃあそのままイントロ入ろう」という感じで入れました。
内山:音の鳴り方的には、6曲の中で1番シンプルです。僕は10年前ぐらいの邦楽ロックを聴いてる気持ちになって、どこか懐古してしまうところもあります。気に入ってくれる人もいるような気がする。
みつ:僕とたいがが花見に行く途中にデモが送られてきて、一緒に聴いて「懐かしい!」と言ってた。サウンドもだし、メロディーも構成も全部ね。
ほり:「初めて聴くけどなんか懐かしい!」。と
ーー10年前ということは2010年代の平成。皆さん世代ですね。
みつ:中高生の頃に聴いてました。
ーー内山さんは、平成の邦楽ロックがお好きなんですよね。
内山:邦ロックではなく、僕はJ-POPが大好きなので、とにかく王道メロディー主義ですね。「純」は実は、俺のバッキングのギターリフだけかなりアングラなところがあるんです。
ほり:デモが送られてきて「これ、俺の入る隙ないじゃん。完成されてるようにしか聴こえないんだけど、何すればいいんだろう」と悩みましたね。
みつ:桜の話からどんどん曲の話になっていったよね。
ほり:ずっと頭に流れてたんです。そのぐらいメロディーも強くて。みつも僕も気に入ってる曲です。
ーー最終的に入れ込めたところはありますか?
ほり:ギターソロは、それこそ10年前に僕らが好き好んで聴いてた音楽の雰囲気を出したくて考えたフレーズで、自分が今までしなかったアプローチも多いです。イントロだと、僕の最近のリフは大体オクターバーを使っていて、「Kid(2023年2月リリース)」みたいなハモる曲のアプローチを残しつつ、内山くんのバッキングギターが結構動いて特徴的なので、僕は敢えてリフレインで同じフレーズを繰り返して、ギターが目立てばいいいなと。珍しく譲り合いをした曲かもしれないですね(笑)。
内山:僕だってギタリストですから、目立つ時は目立ちたいですからね。
全員:ハハハ(笑)。
ーーラスサビ前の歪みも気持ち良いですね。
ほり:あれ良いですね。シンガーズハイであまりそういうアレンジはしてこなかったかも。僕らからすると新しくて聴き手は懐かしいという、不思議な曲かもしれないです。
ーーベースの聴きどころはありますか?
みつ:1番はあそこじゃない? ギターソロに入る前の1番高いところ。
内山:結構力技だったよ、あのフレーズ。高いとこにいくから。
ほり:上から下まで色んな音を使ってるんです。
みつ:デモで割とフレーズは完成されてたんですけど、ベースとドラムと歌だけになるところがあって、うっちーに「動いていいかな? 大人しくした方がいいかな?」と相談したら「もう動いちゃおう、どんどんいこう」と言ってくれて。なんだかんだベースは足し算だったんじゃないかな。
内山:今まで引きすぎてたところがあったからね。何を聴かせたいかにもよるけど、1個1個の楽器にフォーカスを当てたアプローチが強くなったと思いますね。
1番脂が乗っている、今の自分たちを見せたい
ーー改めて『Serotonin』は、どんな作品になりましたか?
内山:「これを聴いて幸せになります。セロトニンがわきます」という、シャバい言い方はしてほしくないですね。僕の中では、足りてないからそれを欲して求めているというテーマのタイトルだと思っていて。そういう意味では、今までで1番スッキリできた作品になったかな。あとアルバム制作が終わった後、ありがたいことにライブや遠征が絶え間なく続いて、曲を書きたい欲がどんどん上がってきています。制作意欲を高めてくれた1枚だったかもしれないです。
ーー8月から11月まではリリースツアーに出られます。対バン編が19公演、その後ワンマン編が6公演ですね。ファイナルの11月13日(水)東京・Zepp DiverCityは最大規模ですか?
内山:最大規模です。
ほり:対バン編に関しては、今まで関わってきたバンド、先輩後輩、同期もいます。幅広く対バンできるのがシンガーズハイの強みだと思うので、そこで色々インプットしつつ、ワンマン編にしっかり繋げたい。あとはツアーをやるたびに自分のギターが上手くなってる気がするので、もっと上手くなりたいですね。
内山:とにかく今の自分たちが1番脂が乗っているというか、自分たちが「良い」と思っているものを、突き詰められていることを証明するツアーにできたらいいなと思っています。
取材・文=久保田瑛理 撮影=桃子