「心強いヤマモトの復帰を台無しにした」“1イニング3失策”で逆転負けのドジャースに番記者から厳しい声「まさに大惨事のイニングだ」

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山本は復帰戦で4回1失点と上々の出来だったが、チームは失策が重なって敗戦を喫した(C)Getty Images

 後味の悪い負け方に酷評が相次いでいる。

 現地時間9月10日(日本時間11日)、ドジャースの山本由伸は、本拠地カブス戦で6月15日(同16日)以来の復帰登板を迎え、4回4安打8奪三振1失点と快投。しかしチームは、山本降板後の8回に一挙5点を失い、3-6で逆転負けとなった。同球団がカード負け越しを喫するのは、8月5〜7日(同6〜8日)の本拠地フィリーズ戦以来だ。

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 この試合で酷かったのは、8回表の守備。捕手オースティン・バーンズの悪送球で無死一、二塁となると、鈴木誠也の中前適時打に中堅トミー・エドマンの悪送球が重なり、3-3の同点に。また1死一、二塁からは、二塁キケ・ヘルナンデスが併殺を焦ってまさかのファンブル。さらにニコ・ホーナーの適時打が飛び出すなど、結局この回一挙5点を奪われた。

 不安定な守備には、ドジャース番記者からも厳しい声が少なくない。そのなかでMLB公式サイトのフアン・トリビオ氏は、すぐさま自身のXを更新。「ドジャースにとってまさに大惨事のイニングだ」と反応すると、試合後には、「復帰のヨシノブ・ヤマモトは本当に良かったが、ドジャースの守備はそうではない」と苦言を呈している。

 さらに米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は、「8回の守備がまったく悲惨で、心強いヨシノブ・ヤマモトの復帰を台無しにした」とX上で指摘。地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、山本の奪三振ショーを称えながらも、「3失策のドジャース守備陣にとっては、非常に不本意な一日だ」と内容を振り返っていた。

 なおこの試合で「1番・DH」の大谷翔平は、4打数無安打と沈黙し、3試合ぶりのノーヒットに。一方、カブスで「3番・DH」の鈴木は、5打数3安打1打点と活躍。カブス先発の今永昇太は、7回7安打4奪三振3失点で今季13勝目(3敗)を挙げている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]