「ドラマ『教場』来年復活をも後押し…」木村拓哉を各所に売り込む「スゴ腕男性」の正体  

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それでもキムタクは主役を張り続けるようだ――。

8月27日放送のフジテレビ系『ぽかぽか』に、俳優の筒井道隆が生出演。31年前に放送された連ドラ『あすなろ白書』(フジテレビ系)で共演した“盟友”木村拓哉にズバリ進言したことが話題となっている。

筒井は、木村と’23年1月の『風間公親―教場0―』で30年ぶりに共演。木村自身は気さくだったものの、周囲が“大御所”のように扱うサマを目撃し

「アレ、良くないですよ。(木村が)寂しいと思いますよ。なんかそんな気がします」

と推察。続けて

「(木村は)“トメ”とかやればいいのに。主演じゃなくてって思う。二番手とかやると視点が変わるから楽しいと思う」

と語った。

そんな盟友の言葉を尻目に、再び木村の“主演作”が決まった。一度は白紙に戻ったフジの大型ドラマ『教場』の続編が来春にも撮影されることが決まったのだ。

「来年4月から6月にかけて撮影を行い、前後編のスペシャルドラマで復活します。その先には、映画化の話も浮上しています」

とはフジテレビ関係者だ。

『教場』シリーズは、長岡弘樹氏による警察学校を舞台とした小説が原作。木村は隻眼(せきがん)の鬼教官・風間公親(かざま・きみちか)を演じる。これまでヒーロ―役が多かった木村のダークな姿がウケ、’20年1月の2夜連続、新春ドラマスペシャルは、ともに15%超の高視聴率を記録した。フジにとっても『教場』のシリーズ化は社運を賭けたものになっている。

「フジは’90年代のトレンディードラマ路線で大ヒットを連発しましたが、近年はすっかり伸び悩んでいます。そこで白羽の矢を立てたのが木村さん。フジとしては『教場』を新たな時代の定番作品にしたいのです」(スポーツ紙記者)

三顧の礼で木村を迎えたフジは、昨年4月期に“月9”枠で『風間公親―教場0―』を放送。週頭の月曜日からシリアスな内容が多かったため、平均世帯視聴率は9・8%にとどまったものの

「フジは“教場”推しの姿勢を崩していない」(同・スポーツ紙記者)

という。

本来、今年1月に「教場」の新シリーズが予定されていたが、昨年の故ジャニー喜多川氏による性加害問題の影響もあり、制作は白紙に戻った。事情を知る芸能プロ関係者が補足する。

「性加害問題の影響もありますが、上がってきた台本が物足りず、木村さんサイドからGOが出なかったといいます。制作中止を決めたのは、まさにクランクイン直前。他の役者さんのスケジュールを確保していた手前、本来ならばありえないことですが、それを通してしまうのですから、やはり木村さんは“別格”と言えるでしょう」

’16年にSMAPが解散し、木村は「アーティスト」ではなく「俳優業」にまい進するようになった。今冬には『グランメゾン東京』劇場版の公開が控えるほか、『マスカレード』シリーズの続編の撮影も決まっている。

“何を演じてもキムタク”と揶揄する声も聞かれるが、芸能界での木村の地位は揺るがない。だが、その地位を盤石のものにするためか、最近になり木村の“右腕”としてスゴ腕の元テレビマンのX氏が合流したという。

「X氏は木村さんに請われ、個人スタッフとして現在は“営業面”を担当しているそうです。テレビ時代に培った人脈を駆使して、木村さん主演の大型案件を各所に売り込んでいる。X氏はプロ目線で現場に口を出すこともあり、4月期のテレ朝ドラマ『Believe−君にかける橋―』でもいろいろ大変だったようですよ。まあ、木村さん個人で彼を頼っているところをみると、ジャニーズ時代と違い、STARTO社の売り込みやフォロー体制に不満があるのかもしれませんね」(同・芸能プロ関係者)

筒井の心配をよそに、キムタクは“王道”を突き進んでいくようだ。