志尊淳(C)日刊ゲンダイ

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 美容業界の広告に異変が起きている。イヴ・サンローランにNumber_iの平野紫耀(27)、NARSの口紅のアンバサダーに志尊淳(29)が就任。今旬の美女が活躍していた広告の第一線が男性に変わっているのだ。

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 また先月28日に行われた「Schick FIRST TOKYO」発表会では、Z世代の男性向けシェーバーが発売になり、ビューティーアンバサダーとしてボーイズグループINI(アイエヌアイ)が登場。「INIになってメークだけじゃなくてベースが大切だと痛感して、肌の管理を大切にしています」(高塚大夢=25)、「メークの機会が多いので、美容は仕事のスイッチになっています」(藤牧京介=25)とコメントするなど男性が「美容」を連呼。男くささの象徴のようなひげ剃りも美容の一環に変わりつつある。

 そんな美容関連の広告起用に男性が増えているのにはさまざまな理由があるという。

「男性タレントを起用すると、男女両方、さらにLGBTQの方も買ってくれます。特にZ世代の男性はスキンケアもメークも常識の新たな市場なのでメーカーとしては獲得したいところ。さらに女性ファンの“推し活”購入も見込める。また、女性の嗜好が細分化している中、1人の女性をモデルにしてしまうと共感しない女性も出てしまい、むしろ男性モデルのほうが取りこぼしが少ない」(広告代理店)

 さらに「日々メークで七変化している女性と異なり、男性のほうがメーク映えするので目を奪われる、という効果もあります」(ヘアメーク)という声も。

 美容は女性だけのものという考えはとうに時代遅れのようだ。