広島・矢野雅哉 (C) Kyodo News

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 広島がヤクルトに大勝。カード初戦を取ると同時に、首位の座も再び奪い返した。この日は赤ヘル打線の活発さが、勝利を掴む一因となった。

 ヤクルトに前回やられている広島・先発の大瀬良大地は、初回2死一・二塁のピンチを迎えるも、オスナをサードライナーで無失点で切り抜けると、その後は尻上がりに調子を上げた。大瀬良に報いたい打線はヤクルト先発の高橋奎二に対し4回、小園海斗と末包昇大の連続二塁打で先制点を挙げると、2死後矢野雅哉にもタイムリーが飛び出しこの回2点を奪取。7回には菊池涼介のソロに続き、矢野雅哉もライトへ運ぶホームランを放つと、さらに3点を追加し一挙5点のビッグイニングとし、一気に勝負を決めた。

 この日2安打2打点1ホーマーの矢野雅哉に対し、31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した齊藤明雄氏は「セカンド菊池という忍者がいるんですけど、もう1人忍者が出てきたかなという感じに見えますよね」とまず守備に注目すると、もう一人の解説者の大矢明彦氏も「守備はほんとにもう、自分の持ち味を発揮している」と言わずもがなの活躍と評価。

 さらに打撃でも「ゲームに出られるっていうことで、打撃に関してはやはりバッターボックスの中で色々なことを覚えていっていると思うんですよね。ただ、このホームランは本人もびっくりのホームランですね」と経験の積み重ねが、この日の一発につながったと解説した。

 守備の人から打撃でも結果をだしつつある矢野。ここからの成長が楽しみだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』