リィディア・コ(C)ロイター/Sipa USA

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【羽川豊の視点 Weekly Watch】

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 今年の全英女子オープンは4日間とも強い風が吹き荒れました。リンクスでは当たり前でも、風速10メートル以上の海風はトッププロでも球のコントロールが難しく、2日目が終わってオーバーパーフィニッシュが続出。リンクスに不運はつきものですから、「これだけ風が吹けば大番狂わせがあるかもしれない」と思ったファンも多かったかも知れません。

 しかし、通算7アンダーで優勝したのはパリ五輪金メダルのリディア・コ(27)。これがメジャー3勝目で米女子ツアー通算21勝目の実力者です。以下6位まで全員がメジャー優勝経験者でした。

 リディアは4日間、風の下をくぐらせるように、持ち球であるフェードボールの弾道を抑えていました。もちろんフック系のボールも打てますから左からの横風の時は、フックボールを風にぶつける攻め方もありますが、厳しい状況に置かれていても策を弄せず、自信のあるフェード攻めを徹底させたことが勝因でした。

 持ち球といえば、同じメジャーでも、アップダウンや傾斜の強いフェアウエーやグリーンが特徴のエビアン選手権は、古江彩佳(24)の安定したドローボールと得意のパットが生きた。硬いグリーンの全米女子オープンを制したのは、飛距離と高弾道のアイアンショットが自慢の笹生優花(23)でした。持ち球、持ち味が最大限に生きるか否かは、コースによって異なります。

「聖地」と呼ばれるセントアンドルーズ・オールドコースで行われた今年の全英女子は、強風の中でもボールを大きく曲げず、低いボールをコントロールできた選手が上位に並びました。通算2アンダーの7位タイだった西郷真央(22)と、岩井明愛(22)は苦戦しながらも、世界のトップに引けを取らないショット力を見せてくれたことは、今後につながるはずです。

 心配なのが松山英樹(32)です。プレーオフシリーズ初戦を制し、ポイントランク3位で第2戦に臨み、初日は首位と1打差の2位と好スタートを切りながら、2日目のスタート前に腰痛で棄権。ジュニア時代からボールを打ち続けていますから、30歳を過ぎれば体の各部に違和感や多少の痛みはあるものです。今月はパリ五輪を全力で戦い、その疲れが残ったままプレーオフシリーズに入ったのかも知れません。体の状態は自分が一番わかっています。年間王者がかかる最終戦に出場すれば、戦える状態に戻ったということでしょう。いいプレーをしてもらいたいです。

(羽川豊/プロゴルファー)