2連勝を狙うハヤテノフクノスケ(今年8月撮影、ユーザー提供:まどかさん)

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 青森産馬として話題を集めるハヤテノフクノスケ(牡3、栗東・中村直也厩舎)が、土曜札幌11Rの札幌日刊スポーツ杯(3歳上・2勝クラス・芝2600m)で2連勝を狙う。

 ハヤテノフクノスケは父ウインバリアシオン、母サクラインスパイア、母の父シンボリクリスエスの血統。5代母は名繁殖牝馬のスワンズウッドグローヴなので、古くは88年の日本ダービー覇者のサクラチヨノオーや同年の朝日杯3歳Sを制したサクラホクトオー、近年ではサクラトゥジュールやラッキードリームと同じ牝系の出身となる。

 ここまで6戦2勝。昨年11月の新馬(京都芝2000m)はミスタージーティーの末脚に屈して2着だったが、続く未勝利(京都芝2000m)を5馬身差で圧勝。その後は3連敗を喫したが、休みを挟んで迎えた前走の1勝クラス(札幌芝2000m)で待望の2勝目を手にした。

 今回は昇級戦、かつ2600mへの距離延長となるが、血統的には十分にこなせるだろう。ここを勝てば、菊花賞への参戦も現実味を帯びてくる。鞍上は7月の新潟でJRA初勝利を挙げた南関東の雄・笹川翼騎手。そういった意味でも要注目の一戦となる。