2連勝を狙うソロモン(今年6月撮影、ユーザー提供:某氏さん)

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 今後を占う一戦だ。重賞を6勝したメイケイエールの全弟となるソロモン(牡2、美浦・堀宣行厩舎)が、日曜札幌8Rのクローバー賞(2歳・オープン・芝1500m)で連勝を狙う。

 ソロモンは父ミッキーアイル、母シロインジャー、母の父ハービンジャーの血統。曾祖母のシラユキヒメに端を発する白毛一族の出身だ。全姉のメイケイエールは21年のチューリップ賞、22年の京王杯スプリングC、セントウルSなど重賞を6勝している。近親にはソダシ、ママコチャ、ハヤヤッコ、アマンテビアンコなど活躍馬がズラリ。昨年のセレクトセール1歳では3800万円(税抜)で取引された。

 東京の新馬(芝1800m)は距離が堪えたのか、伸び負けて4着に終わった。それでも条件を変えて即反撃。前走の札幌の未勝利(芝1500m)で初勝利を手にした。追われてからの伸びに物足りなさはあるが、そこは伸び代。馬っぷりは良く、将来性は秘めている。

 ここでオープンVとなれば、秋以降に弾みがつくことは間違いない。賞金加算という意味でも、きっちりと勝っておきたい一戦となる。