復帰戦を白星で飾った小牧太騎手(撮影:稲葉訓也)

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 20年ぶりに兵庫県競馬に復帰した小牧太騎手が14日、園田2Rの蒼天翔けるスプリント(3歳上・C3・ダ1230m)で“再デビュー”を迎え、エイシンジェット(牝4、兵庫・渡瀬寛彰厩舎)とのコンビで白星を挙げた。

 スタートでわずかに立ち遅れたが、うながして外の2番手に付けると、逃げるフッカツラヴ(牝4、兵庫・茂崎正善厩舎)を直線入り口でとらえて先頭。そのまましぶとく脚を伸ばし、最後は1馬身差を付けて単勝1.2倍の圧倒的な支持に応えた。

 小牧太騎手は1967年9月7日生まれ、鹿児島県出身の56歳。85年に兵庫・曾和直榮厩舎からデビュー。2度の全国リーディングを獲得するなど、長らく地方のトップジョッキーとして活躍した。04年にJRAへ移籍。GI・2勝を含む通算911勝を挙げ、今年8月1日付けで古巣に復帰している。

 きょう14日はこの後、4R、5R、10R、11Rに騎乗。あす15日も5鞍を予定しているほか、16日の重賞・摂津盃ではナムラタタ(牡5、兵庫・玉垣光章厩舎)とタッグを組む。