キーンランドCに出走予定のオオバンブルマイ(撮影:井内利彰)

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 昨年11月にオーストラリアで1着賞金約5億円の高額レース、ゴールデンイーグルを制したオオバンブルマイ(栗東・吉村圭司厩舎)。今年の2戦も海外遠征が続いていたが、次走はキーンランドカップ(8月25日・札幌芝1200m)への出走を予定している。

 今朝14日はレースに向けた1週前追い切り。朝一番のCWへ1頭で入場して、単走での追い切りだったが、馬の多い時間帯だったので、周囲はなかなか騒がしい環境。そんな中でもゆったりとした走りで1コーナーから2コーナーを抜けていき、向正面へ入っていく。

 3コーナー手前あたりから少し行きたがるように頭を上げるシーンはあったが、スムーズさを欠くというほどではなく、しっかりとスピードに乗った状態で3コーナーから4コーナーを抜けていく。先週とは違い、加速した状態で最後の直線に向き、素晴らしい伸びを見せて、ゴール板を通過した。

 時計は6F81.4~5F66.4~4F51.6~3F36.8~2F23.0~1F11.3秒。これまでのCW6F時計の自己ベストは81.3秒(23年4月5日)なので、それに0.1秒差まで迫るスピード。それでいて、ラスト1Fが11.3秒はこれまでの自己ベスト。本当に終いがしっかりした動きが印象的だったし、あとは無事輸送をクリアすればといったところだろう。

(取材・文:井内利彰)