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夏に収穫の最盛期を迎えるかぼちゃを那須烏山市の男性が一風変わった栽培方法で育てています。

夏の日差しを浴びて、大きく育ったかぼちゃ。露地栽培が一般的ですが、実がなっているのは・・・3メートルの高さです。頭上のあちらこちらにかぼちゃがぶらさがっている光景だけでも驚きですが、ドーム型の枠をツルが覆ったトンネルの長さはおよそ50メートルもあります。

高設栽培ならぬ、「天空」栽培でかぼちゃを育てているのは那須烏山市野上の農業、石川仁一さん74歳です。石川さんの農場では、去年までは露地栽培でかぼちゃを育てていましたが、ネズミやハクビシンに食べられてしまい、商品にならないものが多かったことから、今年から、この栽培方法に挑戦しています。石川さんは、もともと工務店を経営していた経験から、この栽培方法を思い付き、今年の4月から骨組みを作り1カ月以上かけて完成させました。

ほくほくした実が特徴の「まさかり」やオレンジ色の実が目をひき、甘くなる「奥会津金山赤カボチャ」など5種類を育てていて、動物の食害にあうことはなく、次々に収穫期を迎えているということです。

すでに120個ほどを収穫しましたがまだ200個ほどがなっていて、収穫は、9月末頃まで続きます。石川さんのかぼちゃは、那須烏山市滝の龍門ふるさと民芸館で購入することができます。