期待のシンガー・ツルシマアンナが、TVアニメ『夜のクラゲは泳げない』とJELEEに覚えた共感とシンクロ、デビュー曲「1日は25時間。」に込めた想い

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活動休止中のイラストレーター、歌で見返したい元アイドル、自称・最強Vtuber、推しを支えたい謎の作曲家――不思議な縁で集まった4人の少女たちが、匿名アーティストの“JELEE”として活動するなかで何かを見つけていく姿を描いた、2024年春クール注目のオリジナルTVアニメ『夜のクラゲは泳げない(以下、ヨルクラ)』。そのEDテーマ「1日は25時間。」を歌うのが、インターネットを中心に活動する期待のシンガー、ツルシマアンナだ。これまで主にカバー動画を投稿してきた彼女にとって、これが初めてのオリジナルソング。人気ボカロクリエイターの40mPが書き下ろした楽曲は、作品だけでなく彼女自身の気持ちともシンクロするものになっている。ツルシマはどんな思いを抱いてこのデビュー曲を歌ったのか。これまでの活動を振り返ってもらいつつ、たっぷりと話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創

「みんなの期待に応えたい」――ツルシマアンナの活動の原動力

――ツルシマさんは今回の楽曲「1日は25時間。」でアーティスト活動を本格的にスタートさせたわけですが、今の率直な気持ちはいかがですか?

ツルシマアンナ これが初めてのオリジナルソングで、しかもずっと憧れていたアニメのタイアップ曲ということで、正直、アニメが放送されている今も実感が薄くてふわふわした気持ちでいます(笑)。でも、ありがたいチャンスをいただいたので、これを機にたくさんの人たちに知ってもらえるように気合いを入れて頑張っていきたいです!

――実感が沸かないとはいえ、ツルシマさんの周囲の方々やファンから色々な反応・反響があったのではないでしょうか。

ツルシマ 本当に急なことだったので、とりあえずみんなから驚かれました(笑)。以前から応援してくれているファンのみんなも、家族や友達も「え〜!すごい!」と驚いてくれて。それと私は昔からエゴサをよくするのですが、今回のことがきっかけで色んな方にツルシマアンナを知ってもらえているので、最近は特にエゴサをするようになりました(笑)。アニメの放送中とか放送後に「また新しく知ってくれた人はいるかな?」と思って、ルーティンのようにチェックをしていて。(YouTubeの)コメントを確認する時間も増えましたね。どんな反応があるのか気になるので。

――ツルシマさんを初めて知った方の反応はご覧になっていかがですか?

ツルシマ 『ヨルクラ』のファンの方は優しい人ばかりで、「いいじゃん」って褒めてくださる方が多いので、いつもすごく嬉しい気持ちになっています。

――ツルシマさんは2017年から、インターネットを中心に“歌ってみた”動画や配信活動を行っていましたが、アーティスト活動に興味はあったのですか?

ツルシマ この活動を始めた当初は、オリジナルソングを歌ったり有名になってみんなに自分の歌を聴いてほしい気持ちは特になくて。元々、“歌ってみた”や歌い手の文化を知ったときに「え、好き」と思って、勢いでポンって始めちゃったので、どちらかと言うと、自分自身が“歌ってみた”動画を作ってみたい気持ちのほうが強かったんですね。でも、動画をアップしていくなかで応援してくれるファンが増えていくことで、徐々に歌や活動に対する熱意が沸いてきて、気づいたらいつの間にか「すごく頑張りたい!」という気持ちになっていました。「(ファンの期待に)応えたい」というのがあって。

――自分自身の興味から始めたことが、だんだん誰かのためという気持ちに変わっていったと。

ツルシマ そうですね。みんなの期待に応えたいし、私が歌ったりライブをすることで喜んでくれる人がいるのがすごく嬉しくて。それが楽しいっていう。趣味が活動になったのはそういうのがきっかけだったと思います。

――そもそも歌い手や“歌ってみた”文化のどこに魅力を感じたのですか?

ツルシマ 私は元々、カラオケで歌うことは好きだったのですが、別に音楽に詳しいわけでも、楽曲を聴くことが好きというわけでもなく、音楽に対する興味は「カラオケで歌うために(楽曲を)覚える」くらいのレベルだったんです。生まれたときからネットやアニメの文化にもあまり触れてこなくて。でも、高校時代に海外留学をしたとき、あまりにもやることがなくてヒマすぎて(笑)、そのときに初めてインターネットでボカロの音楽に出会ったんです。

――それはカルチャーショックだったでしょうね。

ツルシマ はい。今までに聴いたことのない曲調や音楽性に衝撃を受けて、ドハマりしました。しかもその楽曲を自分で歌って動画にしてみんなに聴いてもらっている人がいることを知って。そこで私の中の「歌うのが好き」という気持ちと承認欲求がバチンと噛み合って、「私も自分の歌を誰か知らない人に聴いてほしい!」と思ったんです。しかも歌い手は顔を出さないで活動するのが主流の文化じゃないですか。それがすごく気軽で魅力に感じたんですよね。アイドルに応募するわけでもなければ、アーティストのオーディションを受けるのでもなくて。誰にもバレないという気軽さにも惹かれて、活動を始めました。

――歌が好きという気持ちの他にも、きっと自分の中に何かを発信したい気持ちがあったのでしょうか。

ツルシマ あったと思います。私は基本的に目立ちたがり屋で、学校でも自ら立候補して応援団長とかをやっていたタイプなので(笑)。

――“歌ってみた”動画の中では、ユリイ・カノンさんの「誰かの心臓になれたなら」のカバーが800万回以上視聴されています。このカバー動画が人気を集めている理由をどのように捉えていますか?

ツルシマ あの動画を上げたのは、私が活動を始めてまだ半年くらいの頃だったのですが、まず私はユリイ・カノンさんの楽曲が好きで、いつか自分でも歌いたいなと思っていたんです。そんなときに「誰かの心臓になれたなら」の本家(オリジナル)の動画が投稿されて、私はその2日後にカバー動画をアップしたんですよ。なので初速が早かったことが一番のきっかけだと思います。それで皆さんの目に触れるチャンスが増えて、運よく評価してもらえたのかなと思っていて。

――なるほど。ユリイ・カノンさんの楽曲は他にも「ケセラリズム」をカバーしていますが、どんなところに魅力を感じるのでしょうか。

ツルシマ 言葉にするのは難しいんですけど、ユリイ・カノンさんの楽曲にはすべて“ユリイ・カノンさんらしさ”があって、その“らしさ”は崩れないのに毎回同じ曲にならず、1曲1曲は全然違う作品を作れるところが好きで、毎回新曲が楽しみでずっと追っています。曲調が独特で歌詞も世界観があるところが素敵で。

――これまでの“歌ってみた”動画をチェックすると、ボカロ楽曲を中心としつつ、結束バンドの「ギターと孤独と蒼い惑星」から、ちゃんみなさんの「Angel」まで、かなり幅広い楽曲を歌っています。

ツルシマ 歌う楽曲のジャンルに関して特にこだわりはなくて、そのときに好きで歌ってみたい曲をカラオケで選曲するかのように自由に歌っています。ボカロだけじゃなく、普段からJ-POPやアニソンもよく聴きますし、色々なものを浅く広く聴く感じなので。ちゃんみなさんもめっちゃ大好きで、ついに歌ってしまいました(笑)。

――歌いたくなる楽曲の基準や傾向はありますか?

ツルシマ なんだろう?それこそ今までのラインナップを見ていただければわかると思うんですけど、あまり縛りがないというか、かわいい曲も好きだし、かっこいい曲も好きだし……。でも、歌っていて気持ち良い曲が好きになりやすいですね。めちゃくちゃ自己中な意見ですけど(笑)。私の音域に合っていて、私が歌いやすい楽曲が好きになりやすいです。

――ご自身の歌いやすい楽曲、もしくは自分の歌声についてどのように自己分析していますか?

ツルシマ 音楽に詳しいわけではないので難しいことは言えないのですが、個人的にはバラードよりも、テンポが良かったり、勢いがあったり、(メロディの)高低差があってメリハリのある楽曲のほうが合うと思っていて。元気を与えられるような、ポップでヘルシーな曲調のほうが評価されやすいので、そっちのほうが得意なのかな?と思っています。

――個人的な印象としては、クリアで鮮烈な高音と倍音を効かせた低音のそれぞれが魅力的で、一粒で二度美味しい感じがします。

ツルシマ 嬉しい!実は低音パートの多い曲も結構好きなんです。地声が結構高いので、低い声で歌うとみんな喜んでくれるんですよ。「え〜!低い曲も歌えるんだ」みたいな反応をしてくれるのが嬉しくて(笑)。

――やっぱりみんなの反応が好きなんですね。

ツルシマ そうなんですよ。みんなの反応を見るのが好きで活動しているようなものなので。

――歌唱面において影響を受けたシンガーやアーティストはいますか?

ツルシマ それで言うと、私はアニソンも好きなので、お手本としてよく聴いていたのはLiSAさんですね。もう本当に言わずもがなの方ですが、あのパワフルな歌声にずっと憧れています。

――ちなみにアニメはどんな作品が好きなのですか?

ツルシマ なんでも観るのですが、ジャンルで言うなら異世界転生ものが一番好きです。夢とロマンが詰まっているので。異世界転生も憧れます!

――転生したい気持ちがあるんですか?

ツルシマ 別にこの世界に不満があるわけではないんですけど、転生したら面白いだろうなと思っていて。すごい力を手に入れて、めっちゃかわいい女の子の仲間がどんどん増えていく、みたいな(笑)。この世界に帰ってこれなくなるのは寂しいですけど。

――ツルシマさんは今、リアルとネットの2つの居場所があると思うのですが、どちらの方がより自分らしさを出せる場所だと思いますか?

ツルシマ え〜!でも、どっちも自分らしいと思います。リアルでもネットでも結構ありのままで、「本当はこういう人間なんだけど、こういう風に演じちゃってるんだよね」というのがないので。

――今お話ししていて、きさくで明るい印象なのですが、リアルでもこんな感じなんですか?

ツルシマ はい、そのまんまです(笑)。友達の前でも家族の前でも。

――家族や友達からは、どんな人と言われることが多いですか?

ツルシマ 面白くて変なやつってよく言われます(笑)。あとはうるさいとか。自分ではよくわからないんですけど、人よりテンションが高いのかもしれないです。

『ヨルクラ』に寄り添う楽曲を歌うことで再確認した“自分らしさ”

――ここからはデビュー曲「1日は25時間。」や『ヨルクラ』について詳しくお話しを聞いていきます。まずこの楽曲はアニメのどんな部分に寄り添った楽曲だと思いますか?

ツルシマ 『ヨルクラ』は陽の部分と陰の部分のギャップがリアルに描かれている作品だと思うのですが、「1日は25時間。」はその陽の部分に寄り添って作られた楽曲なのかなと認識しています。芯を持って自分のやりたいことをやる、前向きな気持ちを歌っている楽曲だと思うので。

――「やりたいことをやる」というのは、『ヨルクラ』の物語で描かれるテーマやメインキャラクター4人の気持ちにも重なるものですね。

ツルシマ そうですね。花音ちゃん(山ノ内花音)は歌を聴いて欲しいし、まひるちゃん(光月まひる)は絵を描きたい、めいちゃん(高梨・キム・アヌーク・めい)はののたん(橘ののか=山ノ内花音)を好きな気持ちだったり、全員が前向きな気持ちを持って集まっていると思うので。そういう陽の部分を描いた楽曲だと思います。

――タイアップ情報の発表時に「ヨルクラはわたしの人生にも重なる部分が数多くあり」とコメントされていましたが、どんな部分が重なりますか?

ツルシマ まずネット上で活動している女の子のお話しというのが私自身とシンクロしていますし、物語で描かれるみんなの心情に共感できるものが多くて。音楽を含め何かの活動を行うというのは、誰かの評価があってこそのものだと思うのですが、やっぱり嬉しい声がある反面、落ち込んでしまうような声もあったりするんですね。そういうひと言で自分に自信がなくなったり、卑屈になってしまう描写を観ていると、私も活動を始めた当初のコメントに気持ちを振り回されていたときを思い出して、心臓がグッとなります。今は評価に若干慣れた部分があって、好きと言ってくれる人もいれば、色んな人がいるよなあ、と受け入れられているのですが、最初の頃は人に批判されることにあまり慣れていなかったので、否定的なコメントを見るといちいち傷ついていたんです。

――それは第5話で描かれていたヨルの心情と重なるものですね。

ツルシマ まさにそうなんです!まひるちゃんが「イラストだけ微妙」みたいなコメントを見て卑屈になってしまって、花音ちゃんに八つ当たりしてしまうシーンを観ていると、「私もそういうひねくれ方したなあ」というのを思い出して。「じゃあ私じゃなくてもいいじゃん!」という気持ちになるのもわかるし、エモいなあと思いました。

――Xのアカウントで、地下アイドルのみー子こと馬場静江と、その娘の馬場亜璃恵瑠のお話を描いた第6話で泣かれたという感想をポストしていましたね。

ツルシマ はい、ボロボロ泣きました。元々すごく涙もろいんですけど、亜璃恵瑠ちゃんがお母さんのみー子に対して想いをぶつけているところで、自分がみー子のような気がして、自分が言われている気持ちに勝手になって、みー子として泣いていましたね。感情移入しやすいタイプなんです(笑)。

――ちなみに友達になりたいキャラクターはいますか?

ツルシマ それはもちろん花音ちゃんですね。なんかテンションとかノリが私と合いそうなので(笑)。「私はこれをやるんだ!」って周りを巻き込んでいく感じは、なんか見たことがあるなあと思って。ああいう女の子と友達になりたいです。

――『ヨルクラ』の登場人物たちは、自分らしさを求めて模索している側面もありますが、そういう部分にも共感を覚えますか?

ツルシマ 私も活動していくなかで、どうしても数字が気になってしまうことがあって、「この楽曲を歌った方が数字が伸びるかも」と思うときもあるのですが、それよりも自分が歌いたい楽曲を歌うようにしてきて。それが評価されると嬉しいですし、そういう意味では自分らしさを守ってきたように思います。

――ツルシマさんが“自分らしさ”を感じる瞬間は?

ツルシマ 私は気持ちの浮き沈みが激しくて、常にゼロか100かで白黒をはっきりさせるタイプなんですけど、すごく落ち込むことがあったとしても、一晩寝たらケロッと忘れてあまり引きずらないんですよ。そういう部分は自分らしいなって思いますね。昨日あんなに病んでいたのに、翌日にはそれがどうでもよくなって「ハッピー!」みたいになっているときは、自分でも私らしいなって思います(笑)。

――そういう部分が活動に反映されることはある?

ツルシマ あります!それこそ活動を始めた当初だけでなく、今でも否定的なコメントを見て傷つくことがあるのですが、それを見たときはズーンと落ち込んで「(活動を)辞める!」と思ったりもするんですけど、いつもそこからポンと立ち直って活動意欲が湧いてくるので、そういう性格は活動にも活きていると思います。

――「1日は25時間。」の話に戻しまして、この楽曲は『ヨルクラ』に寄り添った内容であると同時に、ツルシマさんの初めてのオリジナル曲になるわけですが、その意味で自分らしさを感じる部分はありますか?

ツルシマ この楽曲は40mPさんが『ヨルクラ』に対して書き下ろしてくださった楽曲なので、私に対してというわけではないと思うのですが、“1日たったの24時間じゃ全然足りないんだ”という歌詞があるように「時間がない!朝がきちゃうよ……!」という感じがありつつも、それに対して悲観しているわけではなく、なんだかんだ楽しんでいる雰囲気があると思うんですね。そういうところは私っぽくて、すごく共感できるし、私らしい曲にもなっているように感じます。

――ご自身も時間が足りないと思うことがある?

ツルシマ めちゃめちゃあります。活動以外にもやらなくてはいけないことがたくさんあって、「もう!」ってなることがよくあるので(笑)。でも、結局は楽しんで活動しているので、そういうところは重なります。その意味では、自分の思っていることがそのまま形になっているような楽曲なので、すごく歌いやすかったですし、共感し過ぎて、しゃべっているみたいに歌ってしまったところもあって。

――たしかにツルシマさんの今までの歌の中でも、距離感の近さを感じさせる歌い口のように思いました。

ツルシマ 歌詞もテンポもメロディも等身大な楽曲なので、あまり背伸びするわけでもなく、飾らず歌うことは意識しました。「テクい感じで歌ってやろう!」というのではなく、シンプルに歌おうと思って。

――それが歌声のピュアな青春感にも繋がっているんでしょうね。レコーディングはいかがでしたか?

ツルシマ 初めてスタジオでディレクションしてもらいながら歌を録ったのですが、普段の“歌ってみた”は自宅で自分の歌いたいように歌ってきたので、誰かに「こういう歌い方はどう?」と言ってもらって楽曲を録るのはすごく新鮮で面白かったです。40mPさんに直々にディレクションしていただいて、特に楽曲の一番最後の“この夜をそっと抱きしめながら”の“ながら”の部分は、最初にツルッと歌ってみたら「いい感じでかわいかったので、もっとかわいく歌ってみよう」ということで、私なりのかわいい歌い方を磨きながら歌ってみて。ブリブリになりすぎず、チョンチョンってするようなイメージで歌いました。

――その部分はまさに隣人や友達に話しかけているような距離感を感じました。他にレコーディングでこだわったポイントはありますか?

ツルシマ この曲はクラップも入っていて、リズミカルで楽しい曲調なので、リズムに乗ってステップを踏みながら歌っているような気持ちで歌いました。まさか初の自分のオリジナル曲がアニメのEDテーマになってテレビで放送されるなんて思ってもみなかったので、この曲は自分の中で“伝説の曲”くらいに思っていて(笑)。私の人生のメインテーマと言える楽曲になりました。

――ツルシマさんは先日にKアリーナ横浜で開催されたライブイベント“KING SUPER LIVE 2024”に出演されて、この楽曲を歌われましたが、どんな経験になりましたか?

ツルシマ あの記憶を信じていなくて、今も「あれは妄想だったのでは?」と思っています(笑)。スーパースターの皆さんと同じステージに立たせていただいて、本当に夢のような経験でした。今までも何度かライブの経験はあったのですが、それもせいぜい数百人が入るくらいのライブハウスだったのでまったく別物で……まだ整理が付いていないですけど、きっと今後、自信に繋がっていくんじゃないかなと感じています。

――Xのポストで紹介されていましたが、衣装もかわいらしい感じでしたね。

ツルシマ ありがとうございます!『ヨルクラ』の楽曲なので、髪形もクラゲヘアーにして、スカートもクラゲっぽいフワッとしたものを履いて、全体的にクラゲを意識した衣装を選んでみました。

――ライブは今後もやっていきたいですか?

ツルシマ はい、めちゃくちゃやりたいです!それこそ私の大好きな“みんなの反応”をリアルタイムで見ることができるので、私、ライブが大好物なんです(笑)。会場の大きさを問わずたくさんやっていきたいです。

――ライブのときはどんな気持ちになるのですか?

ツルシマ 私は基本的にビビりなので、直前まで「あばばばば……」みたいな感じで震えているんですけど(笑)、いざライブが始まったら楽しさが爆発してしまって、パーン!って弾けた感覚になります。「やったー!楽しいー!」っていう(笑)。“KING SUPER LIVE 2024”のときもそんな感じでした。

――最後に、アーティスト活動の今後のビジョンについてお聞かせください。どんなアーティストになりたいですか?

ツルシマ これは昔からずっと言い続けているのですが、とにかくライブが楽しくてしょうがないので、色んなライブに呼んでもらえるようになりたいですし、いつかワンマンライブを開催するのが夢なので、それを叶えられるくらいの実力や人気を付けられるように活動を頑張っていきたいです。とにかくライブが楽しいアーティストになりたい!「ツルシマのライブ、めっちゃ楽しい!」なんて言われた日にはもう、未練もなくなってチーンっていう感じですね。

――成仏しないでください(笑)。ワンマンライブを実現するとなったら、もっとオリジナル楽曲が欲しいと思うのですが、どんな楽曲を歌ってみたいですか?楽曲を作ってほしい方がいたら聞いてみたいです。

ツルシマ それを言ってしまうとおこがましすぎるので控えますけど、とにかく色んな楽曲を歌いたいです。ライブで盛り上がる楽曲もほしいし、人がつらい時に励ましてあげれるような楽曲もほしいし、「かわいい!」と言われまくるような楽曲もほしくて(笑)。ジャンルを問わず、色んなシーンに合う楽曲を歌えるようになりたいです。

――例えば自分で作詞や楽曲を制作することに興味はありますか?

ツルシマ 作詞はあります!具体的にどんなことを書きたいっていうのはまだないんですけど、自分が書いた歌詞が楽曲に乗るのはすごく面白そうなので。楽曲を作ることに関しては絶対にできない自信があるので、得意な方にお任せしたいです(笑)。

●リリース情報
ツルシマアンナ Digital Single
「1日は25時間。」
発売中

作詞・作曲・編曲:40mP

関連リンク

ツルシマアンナ 公式X
https://x.com/a_nna9

ツルシマアンナ 公式YouTubeチャンネル

アニメ『夜のクラゲは泳げない』公式サイト
https://yorukura-anime.com/