218人の「転職エージェントに相談して失敗した経験」とは…

写真拡大

 転職をする際に転職エージェントを利用したという人は少なくないと思います。 インターネットリサーチなどを展開するNEXER(東京都豊島区)と、建設・不動産・医師専門の人材紹介を行っているRSG(東京都千代田区)が共同で、「転職エージェントに相談して失敗した経験」についてのアンケートを行い、結果を紹介しています。

 調査は、6月2〜9日にかけて「転職エージェントに相談したことがある」と回答した全国の男女218人を対象に、インターネットで実施されました。

 転職エージェントに相談した際、失敗したと思ったことはあるかと聞いたところ、「ある」が37.2%、「ない」が62.8%という結果でした。

「ある」と回答した81人に、「どのような失敗」だったのかも質問したところ、「こちらの長所をいまいち生かせていない」(20代・男性)、「余計なことをしゃべりすぎたとき」(30代・男性)、「思ったよりサポートが薄くて頼りなかった」(30代・女性)、「自分の経歴ではマッチングできなかった」(30代・男性)、「家庭の事情を言いすぎた」(40代・男性)、「希望条件がうまく伝わっておらず、先方の業務内容が聞いていたものと半分以上も違っていて、面接の時に困った」(40代・女性)などの声が寄せられたということです。

 また、失敗した原因や理由についてでは、「自分の長所を生かせなかった」が「発信の仕方、伝え方が悪かった」、「サポートが薄かった」が「大手故に多くの人数を抱えていて一人一人のサポートに手が回ってなさそうなところ」、「マッチングできなかった」が「学歴やキャリアが不足してたから」、「希望条件が伝わっていなかった」が「エージェント選びを間違えた」と分析していたということです。

 同社は、調査結果を受けて「転職エージェントに相談する際は自身のキャリアを見つめ直すことも大切ですが、本当に自分の人生を任せるパートナーになれるかどうかを見極める必要があります」といい、「口コミや実績などだけでは分からない部分もありますが、しっかり調べてみて自分に適した転職エージェントを見つけてみましょう」と助言しています。