主演の伊藤沙莉

写真拡大

 伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月〜土、午前8時〜ほか)第68回が3日に放送され、劇中で語られた「生理休暇」が注目を浴びた。(以下、第68回の内容に触れています)

 昔から生理痛が重かった寅子(伊藤)。この日も月経で体調が悪くなる場面があり、昭和22年に生理休暇が労働基準法に盛り込まれたこと、家裁の人員不足と「これだから女は」と言われるのが嫌で、痛みに耐えて働くしかない寅子の姿が描かれた。

 これには「そんな前から生理休暇があったなんてびっくり!」「労働基準法に生理休暇が存在するのを今日初めて知った」「そんな昔から生理休暇があるのに、今も休みづらい風潮がある日本ヤバい」などとSNSで反響を呼んだ。

 朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に道なき道を切り開き、苦境に立たされた人たちを救うために奔走する姿を描く。脚本は吉田恵里香。語りを尾野真千子が担当している。(清水一)