ナポレオン・ボナパルトが所有していた拳銃。仏パリで行われたオークションの内覧会で(2024年6月18日撮影)。(c)Geoffroy VAN DER HASSELT / AFP

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【AFP=時事】フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)が自殺を試みた際に使用した拳銃2丁が今月7日に仏フォンテーヌブロー(Fontainebleau)で競売にかけられる。競売会社が1日、発表した。落札予想価格は最高150万ユーロ(約2億6000万円)。

 銃には豪華な装飾が施され、金と銀でナポレオンの肖像画が彫られている。

 競売の担当者はAFPに、1814年にナポレオン軍が対仏同盟軍に敗れてパリが陥落し、絶望したナポレオンはこの拳銃で自殺しようとしたという逸話を紹介した。

 従者が火薬を取り除いていたため不発に終わり、代わりにナポレオンは服毒したものの、嘔吐(おうと)して一命を取り留めた。後に、忠誠を示した従者に感謝の気持ちでこの拳銃を贈ったという。

翻訳編集】AFPBB News

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