マルチに活躍

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 キー局アナの退社が相次ぐなか、周囲の予想に反して「出世頭のひとり」に躍り出たのが、元テレビ東京の森香澄(29)という。“スキャンダル”に見舞われたり、「同性から嫌われている」といった評もドコ吹く風――。快進撃を続ける彼女の意外な「人気のヒミツ」を業界関係者が明かす。

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【写真】「令和のあざと女王」の面目躍如! セクシー&キュートな「森香澄」の“あざとショット”選

 6月27日放送の「ダウンタウンDX」(読売テレビ・日本テレビ系)は〈フリーアナウンサー大集合SP〉と題し、各界で活躍する元局アナが集結。同番組内で、今年3月に日本テレビを退社しフリーに転身した上重聡アナウンサーが「どこにでもいる。私も(彼女の)“男版”になれれば」と絶賛したのが森香澄だ。

マルチに活躍

「現在、バラエティーに“引っ張りだこ”の森さんですが、5月には『オトナの授業』(TOKYO MX)でドラマ初主演も果たしている。また『キマグレン』クレイ勇輝氏との音楽活動やモデル業もこなすなど、局アナ出身でこれほどマルチに活躍している女性は珍しい。いまの彼女は“無双”状態に近いと評判です」(スポーツ紙デスク)

 そんな森の年収を「さらば青春の光」の森田哲矢は「2000〜3000万円の間」と番組内で予想。森は否定していたが、局アナ時代より年収が「数倍」になったことは認めている。

 森が4年間在籍したテレビ東京を退社したのは2023年3月。フリーになってわずか1年余りでの活躍ぶりに、業界の一部からは「意外」との声も上がっている。その理由は、彼女の局アナ時代の“風評”にあるという。

「土日だけ働くつもり」

 キー局関係者が言う。

「森さんは“テレ東のエース”田中瞳アナと同期ですが、田中アナが『WBS』や『もやもやさまぁ〜ず2』など看板番組に起用されたのに比べ、森さんが局アナとして地味な存在だったのは否定できない。また20年には森さんが同期の年下アナと交わしたとされる会話の音声データが流出する“事件”が起き、彼女のイメージは悪化。ところが、その後に始めたTikTokの動画がバズり、SNS界隈で森さんの知名度は急上昇していきます」

 ネットで拡散された音声には「今日、汚いスタッフとご飯だわ」や「私は結婚してテキトーな事務所に入って土日だけ働くつもり。そのためにテレ東で実績をつくろうと思ってやってるから」などの言葉が記録され、のちに森本人も自身の発言だと認め、周囲に謝罪したと伝えられる。

「実はこの一件について“内輪だけの会話なら皆、似たようなことを言っている”と局内でもそれほど大きな問題にはならなかったと聞いています。むしろ彼女が名を売ったTikTok動画のほうが業界内で話題になっていた。理由は、局の許可を取らずに自宅から配信したり、胸が強調された薄手のニット姿で踊ったりと、その自由奔放な振る舞いに驚いた同業者が多かった。テレ東退社後も、森さんには“令和のあざと女王”の異名が付き、同性からは『計算高い女』『男に媚びてる』など反感を買うケースも少なくありませんでした」(同)

 それでもテレビ局が森にオファーを出すのはなぜか。

「デリケートゾーンを脱毛」

 キー局局員が続ける。

「制作側にとって、森さんの局アナっぽくない“アケスケな物言い”と“打てば響くリアクション”は大きな魅力の一つと映っている。実際、フリー転身後の最初の番組で『デリケートゾーンの脱毛体験』をジェスチャーをまじえて告白したり、“自分大好き”を隠さずアピールするキャラが若い女性からの支持を集めています」

 さらに芸能プロダクション幹部は「森香澄の凄さ」をこう語る。

「彼女は路線的に『第2の田中みな実』と呼ばれることが多いですが、芸能プロ関係者の間では、彼女を『令和の指原莉乃』と評する声が少なくない。理由は、セルフプロデュース能力の高さと“鋼のメンタル”を持っている点です。高校時代にダンス部だった彼女はTikTokで得意のダンスや自分の好きなメイク動画の配信でフォロワーを獲得。フリー転身後も持ち前の“あざとキャラ”を活かしてバラエティーで存在感を示すだけでなく、『カラオケが大好き』と言い続けることで、カラオケのDAMが運営する『DAM CHANNEL』のMCをゲットした。自分をどう見せ、仕事へ繋げるかが分かっている」

アンチコメントは「無視」

 方向性は違うが、指原もAKB48時代、「ヘタレ」や「ハロヲタ」といった従来のアイドル像とは違った「独自のキャラ」像を打ち出すことでファンを徐々に獲得。最終的に選抜総選挙で1位にまで登り詰めた。

「指原さんも“恋愛ご法度”だったAKB時代に男性スキャンダルを報じられ、アイドル生命が危ぶまれましたが、逆にソレを自虐ネタの一つとして笑いに変え、さらなる人気を得た。かつて指原さんは“ファンとアンチの両方がいることで人気は膨らむ”といった趣旨の発言をしましたが、森さんもアンチからのコメントに対し『(反応することが)一番ダサい。無視。(相手の土俵に)降りちゃダメ』と言ってのけるなど、指原さんと同じ“メンタルの強さ”を備えている」(同)

「素顔は才女」か、「憎まれっ子、世に憚る」か。森の活躍にますます目が離せない。

デイリー新潮編集部