オランダ王者PSV、「ブラジル」がテーマの新ユニフォームを発表!“白と青”で王国に敬意を表す
オランダ1部PSVとキットサプライヤーのPumaは29日、2024-25シーズンに向けた新サードユニフォームを発表した。今作はクラブとブラジルの“つながり”に敬意を表したデザインとなっている。
PSV 2024-25 Puma Third
PSV 2024-25 Puma サード ユニフォーム
2024-25新サードユニフォームは、ホワイトを基調にブルー、イエロー、グリーンを組み合せたデザイン。ブラジルに敬意を表し、“セレソン”のキットカラーで構成されている。
ブラジル代表のユニフォームといえば、ホームのイエローとアウェイのブルーが定番のカラー。だが、かつてはホワイト&ブルーがホームの色だった。
ブラジルは自国開催となった1950年のW杯決勝でも当然のごとくホワイトのユニフォームを着用したが、ウルグアイに敗れ優勝を逃してしまう。これが理由で縁起が悪いと言われるようになったホワイトはその後姿を消し、代わって登場したのが今やおなじみのイエローである。
ブラジルとのつながりに敬意を表したユニフォームの色が縁起の悪いホワイトとなったが、リーグ戦での着用を考えるとイエローやブルーのユニフォームはほぼ実現不可能だったと思われる。
PSVが強調するブラジルとの関係だが、その原点は1988年のロマーリオ入団にある。
クラブ側の説明によれば、エールディヴィジ初のブラジル人選手はロマーリオだったという。このブラジル代表FWはクラブに成功をもたらし、その後のブラジル人選手獲得の流れを生み出す。1994年の“フェノメーノ(怪物)”ことロナウドの獲得も、そうした流れの上にあった出来事だ。
クラブとサッカー王国ブラジルの揺るぎない関係をデザインに反映させた新ユニフォームは、クラブ公式オンラインストア、欧州Pumaオンラインストアで販売を開始している。