関東信越国税局は27日、海外のオンラインカジノで総額2億円超の金を賭けたなどとして、埼玉県内の税務署に勤務する20代男性職員を停職3カ月の懲戒処分とした。利益の一部は確定申告していなかったという。職員は事実関係を認め、同日、依願退職した。

 同国税局によると、職員は2021年11月〜23年12月、職場や在宅勤務中にスマートフォンで複数の海外カジノに賭けたり、競輪アプリでレースへの投票をしたりしていた。海外カジノでの賭博行為は勤務時間外を含め、少なくとも約9万8千回にわたり、得た利益を賭け金に回していた。

 22年10月、職場の上司との面談で発覚した。