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 ◇パ・リーグ オリックス1−5ソフトバンク(2024年6月26日 京セラD)

 オリックスが首位のソフトバンクに完敗し、自力優勝の可能性が早くも消滅した。試合後の中嶋監督は、机上の計算での数字には関心を示さず、ナインの奮起を求めた。

 「半分、終わっていないですよ。ビックリするようなことを言わないでください」

 今季の69試合目。74試合を残しており、過去の前例はともかく、巻き返す余地は十分にある。一方で気がかりなのが、太田の3号ソロの一発だけで、チャンスらしいチャンスをほとんどつくれなかった攻撃陣だ。

 「必死さと言いますか、粘りと言いますかね。あるようには見えない。自分が調子悪いとかは置いといて、何とかする。チームでするということを徹底しているはずなんですけど、それが見えないということはやっぱり何か違うんだろうなと思うんですけど」

 21、22年も逆境をはね返して優勝したオリックス。中嶋監督就任後、最大の試練の時が訪れている。