「真実の口」方式!Adoの奇抜すぎる握手会に「ファンからしたら中身は誰でもいい」の声

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 その斬新すぎる構想に、まだまだ時代の理解が追い付いていないようだ。顔出しをせずに歌手活動を展開しているAdoが10月に前代未聞のスタイルで握手会を計画していることがわかった。

 6月20日、Adoが公式サイトで発表した初の握手会は、素顔を見せない状態で実施されるといい、参加できるのは1000人の当選者のみで、都内某所の会場を知らされるのも、その1000人だけだという。

 Adoは、昨年末のNHK紅白歌合戦や、今春の国立競技場でのライブでも、大きな箱の中からパフォーマンスを披露。観客から彼女の姿を見ることはできず、これまでも徹底して“顔出しNG”の方針を貫いてきた。

 今回の握手会でもAdoは壁に仕切られたボックスの中に立ち、手を差し出す位置のみにあけられた穴から参加者と握手をする仕組みで、「ついに私がずっとやりたかったイタリアにある真実の口方式での握手会の実現です!本当に私が箱の中に入ります!信じて貰えるように頑張ります!信じて応募してください!!」と、ファンに呼びかけている。

「この握手会では、参加権の他者への譲渡や売買を禁じているほか、Adoへのプレゼントの手渡しや会場内の撮影・録音などが禁止行為となっていますが、握手中、壁の向こうにいるAdoと軽い会話をすることができるのかについては触れられていません。もしも会話もできないとなると、もはやボックスの中に誰がいるのかを感じられる要素がほぼ皆無とあって、ネットには『そこまでして握手会をやる意味あるの?』『申し訳ないけど、この握手会に参加したがる人の感覚が理解できない』『ファンからしたら中身は誰でもいいんだろうね。ミッキーマウスと握手するのと同じ』『よく分からんオッサンと握手させられてる可能性もあるわけだ』『すごい発想ではある』など様々な反響がありました。やはり箱の中身がAdoであることを証明できない点に注目する人が多いようですが、彼女を応援する濃いファンからすると、そうした神秘性もまた“Adoらしい”として付加価値が付き、応募が殺到することになりそうです」(テレビ誌ライター)

 Adoは、4月27日と28日に開催されたワンマンライブ『Ado SPECIAL LIVE 2024 「心臓」』で、スポーツ向け施設である国立競技場の構造もあり、音響の酷さを訴えるクレームが殺到していた。

 これを「初めての場所、初めての環境下の中での制作でした」として反省の弁を綴っていた彼女だが、10月の握手会はさらに奇抜すぎる試みということで、まずは駆け付けたファンが満足できるようなイベントとなることを祈りたいところだ。

(木村慎吾)