人を寄せつけないオーラを放つMEGUMI(写真・吉田 豊)

 黒いサングラスと、腰にはいかついルイ・ヴィトンのバッグ。近寄りがたいオーラをまとう“女王”に、Hカップを武器に愛嬌を振りまくグラドル時代の面影はない――。

 女優のMEGUMIが大ブレイクしている。

「20代から40代の女性に、“美容クイーン”として幅広く支持されています。実際、2024年5月に出た美容本『心に効く美容』は、発売前に重版しています。さらに女優業では、6月に映画『おいハンサム!!』に出演、7月スタートのドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)にも出演予定です」(芸能記者)

 CMも続々と決まり、推定年収は驚きの3億円だ。

「書籍の印税だけでも、累計で換算すると1億円に手が届くはず。CMの年間契約料金は4000万円ほどですが、美容系クライアントから問い合わせが殺到しています。経営者としても敏腕ですからね。自身がプロデュースする化粧品『Aurelie.』を発売し、金沢ではカフェを経営。2024年の年収は3億円に届いても不思議ではありません」(大手広告代理店関係者)

 艱難汝を玉にす。これほどブレイクした要因のひとつは、“苦難”にある。

「2023年9月、『週刊文春』が元夫の降谷建志さんの不倫を報じたのです。不倫相手は30代前半の一般人女性。この不倫をきっかけに、2人は同年8月から別居し、12月に離婚を報告しました。MEGUMIさんといえば、2008年にも妊娠中でありながら、降谷さんが茶髪美女とホテルに入る写真が『FRIDAY』に掲載されたことがあります。まさに2度めの“サレ妻”なのです」(前出・記者)

 さすがに2度めとなると、MEGUMIの対応もひと味違った。「週刊文春」の直撃に対し、別居をあっさり認め「時が来たら私の口から話します」ときっぱり。

MEGUMIさんは、親権も巨額の慰謝料も勝ち取ったようです。男性に依存しない毅然とした態度に、多くの女性から好感を得ることができました。実際、離婚後もスタッフや共演者へのサバサバした態度は変わらず、撮影現場では“姉御”として彼らの愚痴を聞き、人生相談を受けているそうです。逆にMEGUMIさんが相談する姿は見たことがない」(テレビ局関係者)

 冒頭の場面は6月上旬、多忙なMEGUMIの休日のひとコマだ。カフェやエステがひしめく東京・青山の地下駐車場に愛車を停めた彼女は、2時間ほどののち、独りで暮らす自宅へと帰った――。

 しかし、こうしたMEGUMIの“無敵オーラ”について、知人女性は「強がりですよ」と語る。

「彼女は高校時代はヤンキーでしたからね。『弱いと思われたくないの!』と、よく口にしていましたよ。でも本当の中身は乙女だし、不安定になりやすい性格。だからこそ強い女、デキる女を意識してストイックに生きているんです。いまは仕事に忙しい状況をあえて作り、男性と会う余裕もない状態にしているそう。とはいえ、恋愛はまだあきらめてないそうですよ」(知人女性)

 離れて暮らす息子のこともある。

「息子の降谷凪くんは、現在、スイスの寄宿学校で暮らしています。凪くんによけいな心配をさせないためにも、なるべく気丈に振る舞っているんです。姉御肌は彼女なりの“ツッパリ”なんですね」(同前)

 愛にあふれた“心に効く”ママの姿だ。