岩手県

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 体罰を訴えた保護者アンケートをシュレッダーで破棄し、回答を偽造したとして、岩手県教育委員会は17日、盛岡教育事務所管内の小学校に勤める男性教諭(58)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

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 県教委によると、この教諭は昨年10月、担任を務める児童の保護者から回収した「いじめアンケート」に、自身の体罰が記されていたことに動揺し、発覚を恐れてシュレッダーで破棄した上に、保護者を装って白紙のアンケート用紙に「いじめを見聞きしたことはない」と記入して提出したという。改めて保護者が学校に抗議し発覚した。

 他にも、複数の児童に「あほちんだな」「うそをつくと逮捕される」などの不適切な発言を繰り返していた。この男性教諭は2021年度にも、体罰などで減給1カ月の懲戒処分を受け、1年間の事後研修を受けていた。