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 “ミュージカル界のプリンス”で俳優の井上芳雄(44)が14日放送のTBS「A-Studio+」(金曜後11・00)にゲスト出演。KinKi Kidsの堂本光一(45)との関係について語った。

 井上は20歳の時、東京・帝国劇場でミュージカルデビューを果たした。井上をよく知る人物として堂本に事前取材を行ったというMCの笑福亭鶴瓶が「光一はどうなんや」と尋ねると、井上は「光一くんは帝劇デビューの年が一緒なんですよ」と打ち明けた。

 鶴瓶が「光一は(井上が)“俺のこと嫌いやと思てる”って言うてたで」と話した。

 堂本の主演ミュージカル「Endless SHOCK」は2000年から始まり上演回数は2000回以上。今年でラストイヤーを迎える。鶴瓶が「2000回やってるいうのは凄いよな」と話すと、井上は「体力が凄いと思います。精神力もだけど。あれを…ドMだと思います」「超ド級のMなんじゃないかなと思うんですけど」と尊敬の念を込めて語った。

 鶴瓶は再び「“いや本当に嫌いやと思てる”と言うてたもん」と繰り返すと、井上は「まあ確かに僕たちが一生懸命愛してやってるミュージカル界にアイドルの方が来て。ここでやらなくてもいろいろ他にも活躍の場あるだろうに、みたいなその複雑な思いは最初はあったと思いますね、正直。まあ見たこともなかったし」とぶっちゃけた。

 それでも「僕の名前だけじゃ帝劇なんて埋まらないからやっぱりうらやましいのと、こんなに命かけてやってるんだっていうのはびっくりして」と話し、「今は見るたびに感動しちゃいます」と絶賛した。

 年齢は光一が1学年上となるが、「気持ちは帝劇同期っていうか。まあ光一くんと僕しかいないんですけど」と井上。今は気持ちを「分かち合えますね。光一くんとは」と言い切った。

 鶴瓶が「“会うて良かった”言うとったもん」と話し、MCの「Kis―My―Ft2」の藤ヶ谷太輔が「会った時から意気投合して、一緒に作品をやろうって話まで行ったって」と続けると、井上は「ちょっとお酒も飲みながら話してるうちにどんどん気が合ってきて」と振り返った。

 そうして2人は「ナイツ・テイル―騎士物語―」で共演。「ちょっとやっぱり信じられなかったですね。凄い低姿勢っていうか、謙虚な姿勢でそこに臨んでくれたんですよね。“自分はミュージカル俳優としてはここにいるみんなと並ばせてもらうのはおこがましいんですけど”みたいなところから入ってきたから。びっくりして」と明かすと、「“いやいやいや、光一くんももちろん素晴らしいミュージカル俳優だし”っていうところから一緒に稽古して」と回顧した。

 「でもお互い人見知りじゃないけど、自分からガンガンいけないんですよねえ」と食事などに誘うのは遠慮もあったという。「誰かを介して。“きょうご飯でも行こうと思うんだけど、ちょっと光一くんに聞いてみてくんない?”とかお互い言ってやっと行くとか」と笑ってみせた。

 鶴瓶が「光一も楽しそうにしゃべってたもん」と証言すると、井上は「僕も光一くんの話すると凄い笑顔になっちゃうっていう気持ち悪い現象が起こるんですけど。飲んだりしてても、ふとパッて見たら“めっちゃ横顔奇麗”とか、美しいじゃないんですか。本当になんか、光一くん、かっけえなって」とほれぼれとしてしまうと打ち明けた。

 井上は光一が酒を「凄い飲みます」と言い、「朝方まで飲んだことも」あると告白。「本当に次の日公演あったりしても飲んじゃったりして、ちょっと夜遅い時間。翌日2人共顔パンパンですよ」と苦笑した。